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カテゴリ:環境
先日、昼ごはんを食べながらボケーッとテレビを見ていたら、 「ゲリラガーデナー」とういう聞きなれない言葉が耳に飛び込んできました。 「ゲリラ」 + 「ガーデニング」 ナハハ、その言葉の通り?、 ゲリラ的に街の至る所をガーデニングしてしまう人々ということのようでした。 イギリスの人々だったのですが、 昼間はサラリーマンとか、普通に仕事してて、 週末の夜とかになると、突如数人の仲間たちが集まり、 夜中のうちに、街角の荒廃した花壇などを、 それはそれは美しい花壇に変えてしまうという なんとも素敵なボランティアグループなんです。 よく道路わきの植え込みなどに、空き缶やゴミがいっぱい捨ててある光景を目にしませんか? ゴミが溜まりやすい場所。 ゴミをそのままにしておくと、だんだんそこにゴミを捨てる人が増えてくる。 始めは一つだったゴミも、気がついてみれば山のようになっている。 そんなゴミの山を、ほとんどの人は、嫌悪感を持ちながら見つつも 自分ではどうにかしようとはしません。 一方で、 ゴミをなくすと、そこに捨てなくなる。 落書きも同じですよね。 トイレもそう。 綺麗にしてあると、人間の心理なのか、汚すといけないと思うようです。 この、ゲリラガーデナーの人々は、 そんな誰もが敬遠するような汚れた場所を、 美しい「花」や「植物」で、見事に芸術作品に作り変えていってしまうのです。 それまでは、その汚れた場所を、足早に通り過ぎていっていた人々も、 たった一夜にして出現したその美しい芸術作品に、 思わず立ち止まって、心癒される一時を味わって行かれます。 そこには自然と笑みがこぼれます。 そこに書かれたメッセージが、また良いのです。 「これからは、みなさんで手入れをしてくださいね。」 、と。 この一言に、多くの人は自分も参加できると気が付くのではないでしょうか。 自分でやってしまうことは簡単です。 他人を巻き込み、その気にさせることはなかなか出来る事ではありません。 すばらしい!!! この試みは私に大きなヒントをくれたように思います。 私だって、家の前の公園の草刈や木の刈り込みを、勝手にやっちゃったりしてますが、 そういう意味では、「ゲリラ草刈マン?」と、呼べるでしょうか。(~_~;) 自分の暮らす町を、美しくしたい。 子どもたちに、心豊かな社会を残したい。 そんな街づくりに一役買える、そんな活動だと思いました。 地球環境の問題って、オゾンホールを何とかしようとか、 地球温暖化を何とかしようとか、海や川の汚染を何とかしようとか、 そんな一個人では到底不可能なことに、どうしようこうしようと悩む前に、 もっと目の前にある小さな事から確実にこなしていくことが大切だと思います。 ゴミが落ちてれば拾う、 草がボウボウになってれば手入れする、 こまめに電気を消す、水道を止める、 人と会ったらあいさつをする...?、 そんな、小さな小さな日常生活を大事にしてこそ、 大きな取り組みが実現するのではないかと、 秋の夜長にシミジミと感じたわけでありました。 虫たちの心地よい音色を聴きながら、平和だなぁ~と思いながらも、 日々一刻一刻と、地球の環境は悪化して行っている、 この現実を忘れてはならないと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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