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カテゴリ:環境
「輸入小麦30%値上げ」 原油の値上がりの影響が顕著になってきましたね。 30%値上げって、ちょっと凄すぎです。 めん類やパンなどの値段がどれだけ変わってくるのでしょうか? 戦後お米を食べなくなった日本人にとって、お米の文化を見直す 良い機会になれば良いと思いますが、もう日本の農業の事態は深刻化しています。 小麦製品の普及に伴い、お米は政府によって減産させられ、日本の農業は衰退し... この話はまたにしておいて、 この小麦相場の高騰の原因を 1.バイオ燃料の利用が広がり穀物需要が急増 2.中国などの経済発展に伴う食糧需要の増大 3.オーストラリアの干ばつによる不作など地球規模での気候変動 と新聞では報じていました。 そう、ここでもやっぱり中国が絡んでくるんですね~。 今の中国はホント要注意なんです。いろいろな意味で。 世界の食糧事情は、中国の出方次第で大きく狂ってくると思います。 その時、食糧自給率40%の日本は、食糧の輸入が困難になっていき、 もっともっと食品の価格が高騰してくることでしょう。 自国が食べれないのに、外国が食糧を輸出してくれるでしょうか? これまで、農地を求めて世界中で森林伐採が進められてきました。 地球温暖化を加速させる大きな原因の一つです。 今、アマゾンまでもが森林伐採がすすんでいます。 アマゾン川流域の熱帯雨林は、 人間が作り出す二酸化炭素を吸収して、酸素を作り出してくれる 地球に残された最後で最大の空気清浄器とも言える役割を担っています。 そのアマゾン川流域の熱帯雨林伐採の急加速の背景には、 バイオエタノールの需要拡大があります。 バイオエタノールの原料となるトウモロコシの値段が上がり始め、 アメリカの大豆農家が、トウモロコシへ生産を切り替え始めているとのこと。 実は大豆も不足状態がすすんでいます。 トウモロコシも高騰が進み、飼料の価格が上がり、日本の畜産農家も大打撃を受けています。 その大豆不足を補うために、アマゾンの熱帯雨林を伐採して大豆畑を作り始めているそうです。 その大豆をめぐって日本と中国が争奪戦を繰り広げているそうですが、 今バブルで沸いている中国にはお金があります。 こうして、日本の商社も、世界から食糧を調達できにくくなっているのが現状のようです。 日本の大豆加工食品、豆腐や納豆などにも近いうち影響が出てくるでしょう。 こうした大豆畑の急拡大が進む中で、 アマゾンの熱帯雨林がなくなり、地球が滅んでいくのが先か、 大豆、小麦などが輸入できなくなり、食糧難で日本が滅びゆくのが先か、 いずれにせよ、このままでは地球の破滅は間違いないでしょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/02/15 11:04:41 PM
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