待ちに待ったNHKホールの日がやってきました。
だってこの日の席はP5列の高見沢さんと坂崎さんの間という席だったのですから
ポップなオープニングSE(あれ、また変わった?)で
赤いミリタリー姿のThe KanLeKeeZの3人が登場です。
「GREAT VACATION」の後半は3人がステージ前方に出てきて
揃ってボックスステップを踏むのですが、それを間近で見られて感激でした。
「Go Go KanLeKeeZ!」と何度も何度も繰り返されるステップ。
次の曲の最初の方では高見沢さんがちょっと息切れしてる様子も見えてしまいました^^;
初日川口では4曲、その後は3曲だったのですが、
この日は2曲歌ったところで3人は退場。
「え~っ」と思ったのですが「もしかして後半に新曲を歌ってくれる?」と期待が高まりました。
そして今度は青いミリタリーでじゃれながら電車のようにつながって登場しました。
まずは「ブルー・シャトウ」です。
桜井さんがステージ前方に出てきて左右に移動しながら歌うので大歓声です。
カメラマンが近くに来た時には、腰をくねらせポーズをとって会場を沸かせてくれました。
そしてその盛り上がりのまま「エメラルドの伝説」。
身振り手振りを加えて情熱的に歌う高見沢さんを間近にしてクラクラ
高見沢さんがステージ前方を左右に移動するたびに黄色い歓声が上がります。
前方の席だったので、歓声が後ろから押し寄せてくるような感じ。
「湖に僕はひざまずき」の歌詞に合わせて
高見沢さんが両手の指を組んで跪いた時の歓声は嵐のようでした。
目の前で跪かれた人がうらやましい
もちろん高見沢さんの立ち居振る舞いで自然に歓声があがるのでしょうけれど
GSブームだった頃の雰囲気を再現しようとファンも思い切り黄色い声を出して
一緒にライブを盛り上げている感じがとても楽しいひとときでした。
次は高見沢さんと坂崎さんが白いミリタリーで登場。
例によってまた桜井さんだけ学生服で登場…と思ったら
なんと学生服を後ろ前に着て、キラキラな大ぶりのネックレスとベルトを着けて登場しました。
ザ・タイガースのミリタリーをマネしたようです^^;
しかもそのベルトを見て「俺のじゃねーか!」と高見沢さん。
ほんとに楽しいです
そしてみんなでペンライト持ってダンスする3曲が終わると、
3人はペンライトを持って「Dancing 60's」のフリをしながらお別れの挨拶。
幕が閉じていきました。
「あれ~新曲やらないんだ~」と思ったところで再び音楽が鳴り響き、幕が開き始めました。
「あれっ?」なんて顔を見合わせる3人^^;
じゃあもう1曲、という感じで新曲「エレキの恋人」になりました。
そういう演出だったんですね~。
サビの「君に~」のところ、桜井さんが指さしポーズしてくれないかな~と期待していたのですが
残念ながらそれはありませんでした。
でもそこのところは高見沢さんと坂崎さんがギターを右に左に構えてポーズをとり、
おまけに「ハートにジャンプしたい~」のところでは小さくぴょん!とジャンプ。
それが妙にかわいくておかしくて
ちょうどダチョウ倶楽部の「わかってんのか!→ぴょん」みたいな感じのジャンプです。
「ビートでGo!Go!Go! エレキな恋人よ~」のところは3人揃ってギターを上下するフリもあり、
盛り上がりました。
あなたに贈る愛の歌 (初回限定盤B) [ THE ALFEE meets The KanLeKeeZ ]
休憩をはさんで第2部はTHE ALFEEの登場です。
ハードな曲を3曲やったあとは、
高見沢さんはきらっきらな衣装に似合わないフォークギターを抱えて登場しました。
「まさかスリーフィンガーとかやるんじゃないでしょうね」なんて坂崎さんに言われて、
「フランシーヌの場合は」を歌いだす高見沢さん。
続いて「桜井の場合はあまりに~もおバカさん」と替え歌で。
いまだに高校時代の古典のテストで4点だった話でネタにされて困り顔の桜井さんでした。
高校時代、高見沢さんが人気があって、
駅までの帰り道の電柱毎に近所の高校の女子高生が隠れて「高見沢さん」って見てた、
なんて話をする坂崎さんに
「そんなわけない」と反論する高見沢さんでしたが、
話を聞いている間のにこにこの笑顔がとてもやさしくて素敵でした
そして「ライブハウス時代のアレンジで」と3人だけで「まもなく2番線に…」を。
ギターをマンドリンのようにトレモロで一生懸命弾く高見沢さんが印象的でした。
「メリーアン」で売れるまでいろんな曲を作ったという話から
「あ~あ~香り優しく~ ニューサロンパス~」とCMソングを歌った後、
「1985年には化粧品のCMソングやったね。坂崎、ギター持ってる場合じゃないっ!」
慌ててギターからドラムのスティックに持ち替える坂崎さん。
「シンデレラは眠れない」から後半が始まりました。
「無情の愛X」での高見沢さんのギターは「Flying Angel Fantasia」。
キラキラなギターがキラキラな衣装にとても合っていて、ため息の出るような美しさでした。
本編ラストは「Nouvelle Vague」だったのですが、
途中から高見沢さんがステージ中央の前方に出てきたのです。
(川口や市川でもこうだったかしら?)
目の前で「Buttle for your Freedom ! 自由のために!」と
ギターをかき鳴らしながら熱唱する高見沢さんになんだか泣きそうになりました。
アンコール。
爆笑のグッズ紹介コーナーの途中、なかなか高見沢さんが出てこないことが気になりました。
もしかしてNHKスペシャルで何かあるのかな?と思ったりもしたのですが、そうではなかったし。
そういえば、最初の方でちょっと目のあたりが疲れてる感じがした気も…
そしたら「星空のディスタンス」の最後の方で、
ギターを弾いていた高見沢さんが急に左手をネックから離して後ろを向いてしまったのです。
左手が調子悪いのかな…?とちょっと心配になりました。
でも「今年~第15回目の~SWEAT&TEARS~!」と叫んで
ステージを右に左に移動したり、ぴょんぴょん飛んだり、
クルッと回ったりしながら歌う高見沢さんはほんとにパワフルでした。
2番の冒頭、歌詞が出なかったのですが、すかさずフォローするように歌いだすオーディエンス。
高見沢さんも「もっともっと!」というように客席をあおったので、大合唱になりました。
みんなで歌うの、なんだか久しぶりな感じがしました。
その一体感や目の前での最後の3人揃ってのヘドバンに胸が熱くなりました
あっという間にオーラスになってしまいました。
それでもオープニングではきれいに巻かれていた高見沢さんの髪が
緩やかにのびてちょっと色っぽくなっていることで、
それだけ時間がたったことが感じられます。
3日前に新曲「あなたに贈る愛の歌」が発売されたばかりなので、
高見沢さんのプロモーションにも力が入ります。
「いいですか、今日明日が大事です。
まだ持ってない方も大丈夫。そこで売ってますから^^;
あなたの1枚がALFEEの寿命を延ばします。
ここまできたんだらから、看取るつもりでよろしく」
なんて^^;
「この2年イノベーションクラシックをやってクラシックの良さを改めて感じて、
それを生かした曲を作りたいと思いました」
とのこと。
だからあんなに伸びやかな美しい曲になったんですね。
よく「いろんなことに挑戦するのは、刺激をけてALFEEに還元するため」
と言っている高見沢さんですが、
ほんとにそうだなぁと、改めて尊敬の念を強くしました。
そしてステージで初めて「あなたに贈る愛の歌」を聴いたのですが、ちょっと残念なことが…。
まあいろんな事情で仕方ないのかもしれませんが。
最後は3人肩を組んでのお辞儀だったのですが、
その時また高見沢さんが左手をもぞもぞっとしてる気がしました。
やっぱり何かあったのかな。
思い過ごしだといいのですが。
幸せな時間はほんとにあっという間でした。
終わって恒例の三三七拍子をするために後ろを振り返って、
改めてこんなに前だったんだとビックリ。
チケットを取ってくれたYちゃんもなんとか退院して参加できたし、ほんとに良かったです。
帰宅すると、やっと新曲のCDが届いていたので、
ヘッドフォンで大音量で聴いて余韻に浸りました。