テーマ:お勧めの本(7395)
カテゴリ:musics&books
やっぱ漱石の「こころ」は
面白いです。 今現文の授業でやってます。 なんか人の微妙な心理とか、 「私は彼自身の手から、彼の保管している要塞の地図を受け取って、彼の眼の前でゆっくりそれを眺める事ができたも同じでした。 」 とかの比喩がとても上手いです。 なんか、担任の先生の世代で「こころ」を授業でやった時は 「精神的に向上心のないものはバカだ」 っていうセリフがはやったそうです。 どういうときに使うのか良くわかんないですけど。 「残念!」とか「間違いない」とか みたいな感じだったんですかねぇ。 なんか全部読んでKがかわいそうな気がしました。 でも人間あんなもんなんですかねぇ。 なんかお嬢さんはKのことを好きだったような 気もします。 でも、経済力のある「私」と結婚せざるを 得なかったんでしょうか。 下巻のKと「私」の上野公園での会話は、 すごく印象に残ってます。 いつもと明らかに違った感じで、 「私」に意見を求めるKと、 そのKを突っぱねて追い討ちをかけていく「私」。 「進んでいいか、退いていいかそれに迷うのだ」 「彼はただ苦しいといっただけでした」 とかで、本当にKは苦しいんだなってのが伝わってきます。 それを知りながら厳しい態度で臨んだ「私」 人間はそんな境遇になったら そんな風になっちゃうんでしょうかねぇ。 そしてKの自殺を招く。 結婚したあとの 「私も幸福だったのです。けれども私の幸福には黒い影が随いていました」 という文には、Kの死という重い十字架を背負った「私」 の苦悩が綺麗に描かれています。 「恋」は勝者と敗者がはっきり別れます。 勝ちを得ても、後悔や自責が残るかもしれない。 誰かが傷つくかもしれない。 だからこその 「恋は罪悪」なんでしょうか。 少し優しすぎる気も、しますが。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー NHKの必要 なんか、海老沢元会長が顧問になって、 いわば「院政」を始めようとするとことに すごい抗議の電話がなってたみたいです。 10万件とか。 すげぇ。 担当の係りの人、ご苦労でした。 てか、もうNHKの必要はないきがしますが。 受信料とかもう払われなくなったら、 税金で賄うんですかねぇ。 また増税? ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/01/28 09:16:19 PM
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