A Microcosm

来る人がいれば、去る人もいる。
今、そんなこと思ってます。

今日、授業後に部登録がありました。
僕は引退したので関係ないですが、
昇降口から降りてくる人の少なさや、
教室の前でうろうろしている１年生とかをみると、
やっぱ寂しくなってきます。

今から始まる新しい部活動に思いを馳せる一年生。
その一年生が緊張して席についている教室の横を、
一瞬寂しさが心によぎりながら、足早に歩いていく三年生。
こんな些細な事に、時の流れを感じました。


２年前。
あの部登録の日。
まだ思い出すことが出来ます。
前のほうの机に座っていた３年生は、
それはそれは大きく見えたものでした。
自分もあんな風になれるのだろうか。
２年後、後輩にそういうことを感じてもらえる先輩になれるだろうか。
そんな事を思ってた気がします。


２年後の、今。
なれませんでした。
３回目の部登録には、行く事が出来ませんでした。
本当言うと、３回目の部登録は去年から楽しみにしてました。
最高学年になった今、改めて見ると、
入ってくる１年生達はどんな表情をしているのか。
何人入ったかなんて数字に興味はなく、
ただそれぞれどんな顔をしているのかだけでも見たかったです。
それが出来なかったからと言って、
誰を恨むつもりも文句を言うつもりも毛頭ありませんが、
ただやっぱり寂しいです。



部活は、小学校５年から今までずっとやってきて、
もう長い事あって当たり前の存在でした。
部活命ではないけど、
行くと楽しい、そんな場所、空間だったと思います。


小学校、中学校の時は野球部やってました。
泥にまみれるでもなく、
辛い練習に歯を食いしばるでもなく、
楽な部活で、ただ楽しかったです。
今も昔も、５年間もやったとは思えないくらい、
野球が下手でも、楽しかった記憶しかありません。
そういう部活だったからこそ、
こんなに長く続けられたかもしれません。


そして高校の時はテニス。
何故？って言われても、ただテニスやりたいって急に思ったので、
多分２年前の自分に聞いても、分かんないと思います。
ただ、この選択は正解でした。


テニスも、正直下手です。
一年生の頃はスライスしか打てなくて苦労したものでした。
今でも、フレームに当たるは、スマッシュは入らんはで、
まだまだ下手の領域です。
それでも続けられたのは、ひとえにみんなのお陰でした。
誰か一人でも欠けてたら、
もしかしたらやめちゃってたかも知れません。
そのくらいダメな自分を、支えてくれたみんなには感謝してます。


部活ではいろいろと迷惑かけました。
中学１年の時、ファーストの守備が下手で、
何度みんなの努力を水泡に帰したか。
最後の試合、確か１アウト満塁。
サードにボールが来た瞬間頭の中が真っ白になって、
ボールのイレギュラーなバウンドについていけませんでした。
結局後ろにそらしてしまって、
失点を重ねてしまいました。

高校でも、野球部では打てなかった
ホームランを何本か打ったりして、先輩に怒られた記憶があります。
他にもいろいろと被害を被った人も多々いるはずです。
あのときあんな事言わなきゃ良かったとか、
なんであんな事したんだろうってのがたくさんあります。





もう、そんな事もできなくなります。
「部活動」に所属していないってのは、
なんとも宙ぶらりんな感じです。


あの時笑った小学校のグラウンドにも、
悔しい思いをした中学校のグラウンドにも、
今、立っている人達がいます。
その人達の為にも、立ち去らなければならない人もいます。


時の流れを止めることは出来ないし、
流れのスピードを速めることも遅らすことも出来ません。
だったらせめて。
今を懸命に生きます。


来年入学してくる新入生に気持ちよく場所を渡すことの出来るよう、
頑張らないと。






最近、いろいろと疲れます。
こんなとこで愚痴ってもしょうがないけど、
他に、はけぐちが無いので。
どうにかなんないものですかね。
４月はどうも苦手みたいです。
一年で２回の不調期を今年も乗り越えなくちゃ。