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カテゴリ:三女の私の思うこと
顔合わせ、というと忘れられないことがある。
それは自分の時のこと。 宮城から出てきてもらう、ということで、 東京駅近くで席を用意した。 母一人だけでは、と、当時和歌山に住んでいた叔父も来てくれた。 結果的に、とても助かった。 結納はしない、となっていたけれど、 義両親が持ってきたのは、お酒一本。 それも銘のあるものでもなんでもなく、 箱に入っているわけでもなく、 当然熨斗なんかもなく… 挙句、義父は「歯が痛い」と用意した食事に手を付けることもなく、 更に、帰りの新幹線の時間が気になる、と コースの途中で帰ってしまった。 この状態に、母が荒れた。 はっきり言って、吞んだくれた。 叔父と二人がかりでなだめた。 「アンタは酒一本(の価値しか)なんか」 今思うと、やめるという判断の分岐点は山ほどあったけれど、 三男ということで、目をつぶったし、 人は変わると思っていた(甘いね、青いね) お嬢を産んだとき、ひそかに同じ目にあいやがれ、と思った。 だから、顔合わせに呼ばないことは、私としては ちょっとした仕返しをした気分になった。 自分の顔合わせが異例だったので、 【普通】はどうなのかわからず、かなり困った。 結納はしないが、その代わりにお嬢たちにまとまったものを頂いた。 こちらからは、神戸に住む彼氏君のお兄さんが来てくださったので、 交通費を包ませてもらった。 そういうことを、とてもあっさりしていく中で 母の「アンタは酒一本なんか」が、ずっしり来た。 自分のことしか考えてない長姉、 アメリカへ移住した次姉、 母に安心してもらいたくて、配偶者を三男の人にしたが、 あの扱いは、安心なんてできなかっただろうなぁと思う。 リベンジできたと思うけれど、 私もしっぺかえしを食らった気分だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年07月19日 10時00分12秒
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