でっかい独り言、内緒話に戯言三昧

すでに家を出ているし、入籍もしたお嬢なので、
基本、勝手にやってくれなのだけど、そうもいかない。
転職して、職場そのものは快適なようだ。
目標にしたい尊敬する人もいて、出勤と在宅のバランスもとりやすいよう。
女性も多いので、とかく過ごしやすいらしい。
ま～、よくもまぁそんなにいい処とご縁あったわね、なんだけど
緊張もとれてくると、むくむくと不安に駆られるのがお嬢。
根底にあるのは「使えない人と思われたくない」「嫌われたくない」
なのだけど、それ、今考えることか？と私は思ってしまう。
ここが私のよくないとこらしいのだが、
私に対する評価ってのは、どうしようもないことだから、
どうとでも評価してよね、と思う。
もちろん、注意されたら直すように努力するけれど、
悪い評価されたら、その時はその時かな、と思ってしまう。
お嬢は、期待外れと思われてるんじゃないかとか
呆れられているんじゃないかとか、そういうことが気になる。
何度も何度もいろんな言葉で言うているが、
その時納得しても、ちょっと時間がたてばうじうじとしている。
そんなこと考えてる時間あるなら、他の事しろよ、と思うけど、
それができないから、うじうじと考えるんだろうな。

毎回、お嬢に刺さりそうなたとえ話をするのだけど、
今回は
「富士山をダッシュで登山しようとしている」というのが
切り口だった。
職場の人たちは、仕事と家庭の両立をしっかりとしている人たちなのだが
…といっても、バタバタだと思うけどね、
子供が小さいうちの方が仕事はしやすかったりもするしさ…
その部署でのキャリアもある。
その中で新人の自分が、使えないと思われているのではないか、
とびくびくしているのだ。
いや、業種から言って、即戦力になるものでもないと私は思うのだが、
恐らくお嬢の中で、「即戦力」というのが、
今すぐにでも、キャリアのある人たちと同じに仕事をこなせる、なんだろうと思う。
いやそれ、思い上がりだし、相手に失礼、と私は思うけどね！
そういっても、耳は開かないので、
キャリアのある人たちを、「すでに富士山頂にいる」として、
新卒ではなく、中途採用だから、まぁ五合目の登山口からの登山だとしよう。
登山はしたことのあるお嬢だから、経験とも結びつく。
今すぐ、登頂ということは、弾丸登山、足元サンダル、半袖、半ズボン状態で
ノンストップダッシュで行こうとしているようなもんだが、
本当にその装備で、いけるのか？富士山はノンストップダッシュで登れんのか？というと
「いやそれは無理」だよね。うん、そこはわかっておるな。
お嬢のもつ経験値で、装備が不十分なことはわかるし、
無謀な登山は事故の元、というのもわかる。
では、装備をチェックしてもらえるのか、と聞くと
「足りないものは教えてくれる」というので、
「そこは甘える。ちゃんと教えてくれるということは、
無事に登頂させたい＝戦力に育てたい、なのだから」
そうなのか？と思ったようなので、
装備不十分な弾丸登山させといて、事故になったら、自己責任というのが前職（失礼）
と返したら、納得してた。

生真面目の弊害もあると思うが「一人っ子だから、甘えてばかりで育っている」
と言われていたのも大きいかなと思う。
だから、人に甘えればいいところで甘えられない。
つーかね？一人っ子だから自立できないとか、甘えてばかりとか
言われるようには育ててませんのことよ？
実際に私が「お嬢は何人目？」と言われることが多かったし
お嬢も「何番目？」と言われることが多かった。
確かに、物の取り合いの場数が少ないのはあるけど、それぐらい。
私は末っ子だけど、親や姉たちが勝手に甘やかしておいて、
それで「だから末っ子は～」とか言われるの、腹立つわ～～～～
だから、お嬢は常に「もう一人子供がいたら」できないことはやってない。
と、同時に「これは一人っ子であるメリット」というのは、教えてきた。
誕生日にディズニーのホテルに泊まるとかね。
ま、そもそも、一人っ子だからこう、とか、末っ子だからこう、
と決めつけて物言うような人の言うことは
マジメに聞くに値しないと思っているが、お嬢がそこまで割り切れるのは、
まだ先だろうな。