|
カテゴリ:暴動
申し訳ございません。
「それではわからん。なぜ、梨畑のソフトだけは改竄せずに残した」 それは、、 「それは何だ」 私にも怖いものはあります。 「そんなことは知っとる。ひとつはムーンローカルの女社長だろ」 はい。でも、あの日、初めてもっと怖ろしいものに出会ったんです。 「もっと、怖ろしいものお」 そうです。梨畑美樹の訳文を見たとたん、気分が悪くなって、その場で嘔吐してしまったんで、とても改竄どころではなかったんです。 「なるほど、あの間、部屋の清掃係が呼ばれて20分ほど作業していたという証言と一致する」 申し訳ありませんでした。 中越は深々と頭を下げた。 「中越さん、どうか頭を上げてください」 刑事は身を乗り出して制止した。 「私だって、中越さんの立場にあれば同じことをします。残念ながら、今の法律では中越さんのなさったことは犯罪です。しかし、できるだけいい方向に向うよう、私も手を尽くします」 中越はまだ、事態がのみこめないような様子だった。 「実は私の妹も、梨畑の被害者なんですよ」 「何ですって」 ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.29 13:55:42
コメント(0) | コメントを書く
[暴動] カテゴリの最新記事
|