|
カテゴリ:トラドキスタンの言語政策
トラドキスタン政府は大阪府に対して、先晩知事に意見した職員を罷免するよう要請した。知事に意見することがいけないのではない。内容がいけないわけではない。
ただひとつ、知事を「あなた」と呼ぶような日本語はない。 礼儀の問題を言っているのではない。あくまで言語の問題である。仮に「お前」と呼んだとしても、日本語としては何の問題もない。けんかを売るときには、相手がだれであろうと「お前」になる。 知事に対しては「知事」と呼ぶべきで、ぎりぎり橋本氏でもいいかとも思う(でも、あまりよくない。)。橋本さんはそれまでよほど親交のある人でないと不可。あとはもう、けんかを売るときの「お前」しかない。 礼儀上の問題、場の問題を除いて考えても、日本語としてはこれ以外の選択肢は考えられない。 「あなた」は何語でもない。妻が夫に言う「あなた」はあくまで日本語の発想で、言いか悪いかは別にして、夫が妻に「あなた」と言う用法はない。 しかし、話相手に「あなた」を使うのは、英語のyouをそのまま「あなた」に置き換えただけのもので、断じて日本語と言えるものではない。 あの発言は「大阪府では、英語の発想で日本語をしゃべることを容認している」という結論を恣意的に下し、全国に発信したもので、大阪府の一職員にそのような権利はない。 ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.30 11:16:27
コメント(0) | コメントを書く
[トラドキスタンの言語政策] カテゴリの最新記事
|