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カテゴリ:教本・曲集
導入期のレッスンで使っているテキストは
その生徒さんによって様々ですが 現在使っているテキストに共通していることは 『3ヶ月~半年くらいで1冊終了できる』 くらいの内容量であること。 例えば、バイエル。 幼児教育の学校に行きたいから、と高校から習い始めたような せっぱつまった生徒さんでもない限り 1冊(または上下巻の2冊)にまとめた本は使いません。 小さい生徒さんに使うなら 1巻を4冊に分けた 子ども用テキストにします。 現在 一番よく使用しているテキストは バスティンとオルガンピアノの本ですが これらは もともと、そんなに厚い本ではなく だいたい半年で1冊終了できます。 薄い本の利点は、小さい生徒さんでも扱いやすいことと、 こまめに達成感を得られること。 「もう少しで、この本が終わる」 という機会が すぐにやってくるので それまで、1回に1曲か2曲ペースでやっていたのに あ、あと4曲で この本も終わりだね~ などと言うと、「あ、本当だ」と目を輝かせて 翌週、残り全部を弾いてきてくれたりします。 導入期は、覚えることがたくさんです。 あまり とろとろペースでやっていたら 習ったことを忘れてしまうこともあるので 習って覚えたことを忘れないうちに 復習を繰り返し、一気に次へ進めたい。 その勢いづけに、この「ラストスパート」は効果的。 「古い本を終わらせ、次の新しい本に進みたい」 という気持ちに便乗して それまでのレッスンで 忘れてしまっていること あやふやになってしまっていることを見直し しっかり おさらいしてもらえます。 そして 本1冊終了した暁には、終了証書を渡したり 1冊終了記念リサイタルと称して ミニ・コンサートを開いたりもします。 さあ、新たな気持ちで 次のテキストへ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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