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カテゴリ:音楽
宮廷舞踏のイベント、「舞曲の花束2」 後半2部が「ロココの花束」と題しまして 全てモーツァルトの作品による音楽と舞踏です。 オペラ『ドン・ジョバンニ』より メヌエット ディヴェルティメント第17番より メヌエット ドイツ舞曲(KV.600-3) バレエ『レ・プティ・リアン』より パスピエ/ガヴォット コントルダンス(KV.609-1) 『メヌエット』 バロックに比べて、洗練された優雅さがあります。 バロックのメヌエットが、2小節6拍を1単位として 1・2・3・4・5・6の うち 1 3・4・5 の4ヶ所でステップを進めるのに対し ロココのメヌエットは 1・2・3・4・5・6 のうち 1 4・5 と、ステップが減ります。 (2・3)の静止している「溜め」の部分に 独特の優雅さが感じられます。狂言と能みたい。 『ドイツ舞曲』 どうやら後期の『アルマンド』らしく 初期の バスダンスだった頃の荘重さはどこへやら テンポ速めで、ガヴォットのような跳躍がよく入ります。 しかも、ポイントは『手をずっと繋いだまま踊る』こと。 手をどんどん組み替え、身体を入れ替え 「なべ なべ底抜け」みたいな動きが出てきたりします。 あまり男女が接近できなかった時代、 このダンスなら堂々と近づけるので、人気が出た模様。 この講座で、バロックダンスを習っている友人に、 「この当時の“レースごっちゃり”の衣装で あんなに 腕を交差させたりしていたら 衣装の袖とかが からむんじゃないの?」と尋ねたら 『そこがイイ』って事で、人気だったらしいよ、と。 なるほどね… 後の「ワルツ」へつながるダンスだというお話でした。 『コントルダンス』 ステップ自体は、素直に拍に合わせて動く感じです。 8人で『2人ずつ・4人ずつ・8人で輪になって』と フォーメーションを次々に変えながら踊っていました。 傍でみていると、万華鏡のようです。 踊る方も楽しいけれど、見ている側を楽しませる要素が強い というのが、古典舞踏の特徴のようです。 貴族の教養だったからかもしれませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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