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カテゴリ:教本・曲集
楽譜売り場に並んでいる楽譜。 比較的よく使われる バイエルやブルグミュラー25の練習曲 ソナチネ・ソナタアルバムなどは 全く同じ本が2~3冊ずつ置かれて壮観な眺めです。 しかも、こういう教本類は 出版社違いで5種類くらい棚に並んでいたりします。 『ソナチネアルバム』を購入しようと 売り場に行ったとします。 すると 全音楽譜のソナチネアルバム 全音楽譜の新・ソナチネアルバム 音楽之友社のソナチネアルバム ヤマハのソナチネアルバム ベーレンライター原典版のソナチネアルバム ・・・と、品揃えのよい売り場なら 7種類くらいから選べるのではないでしょうか。 でも、これらはいったい どこが違うのでしょう? 【値段】 装丁や紙質・印刷の違い。 表紙がきれいなフルカラーだとコストも上りますし、 ねずみさんのキャラクターが入っても上がりますね、きっと。 また、昔から出版されているものは コンスタントに売れ続けていくので安いです。 【楽譜の大きさ】 ○○版なら1ページにおさまる曲が △△版だと、大きく譜割りされて2ページになっている そういう違いです。 大きい楽譜は読みやすいので、目が疲れにくくなり 生徒さんには、大きい楽譜が好評。 【内容の違い】 音楽的に一番違うところです。 校訂される方の研究・解釈の違いなのですが 同じ曲でも、スラーのかかる位置が違うとか ここには書かれていないpがこちらにはある、とか この曲ではクレッシェンドと書かれているのに こちらではディミヌエンドになっているよ と、演奏に一番関わってくる部分。 原典版、とある楽譜は 作曲家が書いたオリジナル原稿に限りなく近いもの。 比較してみると楽しいです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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