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カテゴリ:音楽
今回観劇する演目の内容を全く知らなかったので (事前に調べたかったのですが時間が無かった) パンフレットを買いました。 中には床本(義太夫の台本)が入っています。 もっとも、パンフレットを買わなくても 舞台上部に字幕が出るのですが(これもオペラみたいですね) 始まったら人形の動きを見たいので 段が始まる前に、大急ぎで流し読みして おおまかなあらすじやセリフだけ確認しました。 何しろ昔の言葉がたくさん出てきますから 言葉は聞き取れても、一瞬意味不明になります。 『かんぎょ(還御:帝が内裏に戻られること)』 なんて単語、心の準備がないとわかりません。 さて、今回の「妹背山婦女庭訓」というお話ですが 舞台は奈良の大和朝廷でして、登場人物にも 天智帝・藤原鎌足・蘇我入鹿と 大化の改新メンバーの名前があるものの 話のあらすじは、江戸時代的です。 なにしろ忠義がどうの、武家の誇りがどうのと言ったあげく 登場人物が「切腹」しますから。 衣装も、完全江戸時代です。 今でも、 時代設定は「平安時代」や「江戸時代」なのに 登場人物は今風の美男美女で ピアスをしていたり茶髪だったりという 『舞台だけ昔』というパロディ漫画がありますが きっと、江戸時代の人にとっては 文楽がそういう存在だったのだろうなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年04月12日 00時27分42秒
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