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カテゴリ:野球
さて、久々にこちらの日記にも書き込みましょうか。
最近はミクシィの方がメインになっているけれど、こちらはもっと「濃い」というか、「一般受けしない」話題でいくことにします。 で、野球のシーズンオフにあえて野球の話題。 野球音楽のネタです。 それも、球場でガンガン流れる応援歌から、ネットの世界の隅っこに残っている曲まで、インパクトの強い曲を紹介します。 1曲目は、アンタッチャブルの「南海ファンやもん」。 動画サイトなどに音源があります。 1987年ごろにEPレコードとしてリリース。 憂歌団にも通ずる、関西系のブルースのニオイがプンプンします。 歌詞もブルージー。 「昔の話が 酒のあてになる頃 そん時だけに 目の輝きが戻る」 「酒とグチと 南海ホークス 一人で語る 黄金時代のことを 」 「酒を飲めば底なしで どうせあかんとくだまいて やっぱり足を運ぶ みどりのユニフォーム好きやから」 80年代南海暗黒時代のファンのぼやきをストレートに表現しています。 これは絶対に球場では流せないですね。 「南海ファンやから女に見向きもされず、どうせあかんとくだまいて」なんて歌詞、子供には聞かせられませんな。 しかし、この曲には野球界が失って久しい“昭和のニオイ”が詰まっています。 球団お抱えチアガールも、着ぐるみマスコットも、オーロラビジョンも球場の屋根もなかった時代。 チームの低迷をよそに個人成績だけで何億もの年俸を要求する選手も、メジャーからの出戻り選手もいなかった時代。 球場周りにはダフ屋がうろつき、ファン同士の喧嘩が日常茶飯事で、観客が平気でグラウンドに乱入してどさくさ紛れに胴上げに参加していた時代。 「全て昔の方がよかった」と懐古主義に走るつもりはないし、「光と影」で言えばこの曲は間違いなく「影」の部分だけど、少なくとも今の時代に「天神や警固公園で、ソフトバンクファンがぼやくブルース」というのは生まれてこないでしょう。 それと、この曲はAMラジオの深夜番組がよく似合いそうです。 それも、MBSラジオ。ABCではなく、MBS。 実際、アンタッチャブルのお二人は当時MBSラジオでレギュラー番組も持っていたそうで、毎日放送自体が南海ホークスを取り上げる機会も多かった(今でもなんばパークスにサテライトスタジオがあります)。 「週刊諸口あきら」とかでかけて欲しかったなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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