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フィドル上達法

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2009年06月30日
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ダンスチューンは、速いテンポで楽しく弾きこなせるのに、スロー・エアとなると、音数は少なくても難しく感じてしまうことがあるのはなぜでしょうか。

理由を、大きく3つ考えてみました。

ひとつは、基本的なところが弱く、あらが聞こえてしまうため。そもそも音質や移弦のところ、弓の返しのテクニック、指の運びなど、フィドルの基本的なところを、ひとつひとつもっと時間をかけて研究する余地があるかもしれません。ダンスチューンも、本当はゆっくり練習するといいのです。速く弾くと問題点も分からないまま速く通り過ぎてしまいますしね。

ふたつには、曲につけるボウイングがメロディーの節目とあっていないことや、装飾音の位置が違っていること、イントネーションの違いなど、微妙な話になりますが、そこが押さえられていないと、やはり、なんか違う印象(浪花節調!お涙頂戴!)になってしまいます。これについては、楽器を置いて、とにもかくにも、歌ってみてください。これは、(体質改善プログラムみたいに)本当になかなか大変です。

最後は、自分のエモーションをどうやったら、メロディーに乗せられるか、です。これは方法論よりも、ずっと心の問題になるかと思います。あふれんばかりの、情緒や優しさがあっても、どうしたらそれを表現できるか・・・。ふたつ目でお話したように歌ってみて、自分の心が、どのように動き感じたでしょうか。何がイメージできたでしょうか。演奏中も、(心の中で)歌って、楽器でそれを追うよう再現してみて下さい。

エアって、本当に奥深くて、難しいですね。でも、おおざっぱに言って、エアはセッション・チューンと違って相手に合わせる必要もなし、自分だけのお気に入りの曲を楽しく弾ければOK!なんです!







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最終更新日  2009年06月30日 11時33分47秒
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