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フィドル上達法

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2016年01月13日
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カテゴリ:文化について
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。


本年度もフィドル関連のアウトプットを、ぼちぼちですがしていきますのでよろしくお願いします。


さて、最近、「日本(人)を悪く言う海外かぶれ」という言葉をネット上で目にしまして、今どきの教育を受けた洗練された現代人とは思えない感覚にびっくりしました。


とっさに、「井の中の蛙大海を知らず」という言葉を思い出しました。


私の子ども時代には、赤塚不二夫の漫画の「おフランスでは~。」とやる「ざます。」キャラクターがいたし、


少し前に流行った「欧米か」のお笑いのネタも面白いし、私も、「欧米ではね~なんだよ!」と、「~」に、とてつもなくどうでもいいことを入れて、家で「西洋かぶれ」「イギリスかぶれ」の自虐ネタで笑ったりします。


「海外かぶれ」は、とっくに使い古されたギャグにもなっているのに、日本(自分)を批判された気分がして面白くないなんて、まじめですよね。


確かに、旅行では、限定された時間にいいところばかりを見ますから、あたかも海外のすべてが優れているように思えてしまいがちで、こういうのはバランスを欠いていて論外ですが、


住んだりしてもっと日常の深いところにタッチできると、旅行の時とは違って、その国のいいところと悪いところが、半々くらいに見えてくるものです。


例えば、私の感想ですが、イギリスの悪いところは、世襲的な格差社会、移民や有色人種に押し付ける仕事の内容が差別的、公立の初等教育に地域によってムラがあること、大学などの高等教育に進める人が学費の面で選択される、医療、住宅事情、交通関連、税金が高いらしいこと、場所と時間帯によって治安が悪いこと、日本人は有色人種から2次的差別を受けること、郵便物が盗まれること、服のサイズがないこと、子どもが出入りできるレストランはファーストフードしかないこと、冬の日照時間に体が慣れない上にサマータイムもある、などなど、たくさんあります。


一方、いいところは、議員がほぼ全員が大学出て高等教育を受けた人ばかりでタレント議員がいないこと、
人々が議論好きなこと、タクシーが値段が高いけど安全でレベルが高くて気持ちのいいサービスが受けられること、在宅で託児が受けやすこと、公共の場では、人々は小さなことで声をかけ助け合うこと、自慢の自宅のガーデンを披露し一般公開するシステムがあること、ピクニックが最高なこと、自然が美しいこと、家々の庭が美しいこと、田舎が素晴らしいこと、BBが非常にいいこと、成人(生涯)教育が充実していること、フィドルがあること、などなどこちらもたくさんあります。


総じて、私は、日本とイギリス、どちらに住みたいかといえば、日本なんですよね。いろいろ見たけど、日本が一番いいです。


もし、イギリスに生まれていたらぜったいにフィドルやって、フィドル弾きまくっていたいのになあ、とは思いますが(フィドラーのみなさんの中にも同じこと思う人が多いみたいですが)、私は、日本生まれの日本人で、日本の人と、日本の歴史・文化が大好きなんですよね。


ここで、改めて日本のよいところは何か、と、確認しておきますと、外国のいいところを取り入れて、悪いところは反面教師にする、取り入れたものは、日本流にアレンジして自分たちによって具合がよいようにする、ということではないでしょうか。


奈良時代から、明治の頃も、そして、現在でもそれは続いていると思いますよ。こういう絶妙なバランス感覚で取捨選択できるのが日本人のよさです。


日本は世界の一流国のようですが、取り入れたい海外の文化や考えはまだまだたくさんあると、私は思っています。


フィドルが、日本のクラシック音楽で愛されているヴァイオリンとは違ったやり方で、そして、より、日本人の気質にあった方法で広まって定着するといいな、と、ずっと考えています。
















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最終更新日  2016年01月13日 15時47分44秒
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