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カテゴリ:’11秋ドラマ
「あすなろの唄」 第9話の視聴率は、前回の13.1%より上がって、15.1%でした。 次は、元日SP「ピエロ」(ゲスト:斎藤工、遠藤雄弥、大橋のぞみ、目黒祐樹、吉田栄作)です。 通常の『相棒ten』は、年末年始はお休みですが、来年3月まで続きます。
さて、今回、何もひねりがなくて、最初から怪しかった人が犯人でした。 それに、世界的に大事な研究をしているからと、元警察官僚の政治家から圧力がかかったり、本人もプライドが高かったり・・・ よくある話で、私はイマイチでした(^^;)
「あすなろの唄」、何度も出てきましたが、「~明日は大きなヒノキになろう~」 ちょっとダサイし・・・(^^;) 「石油になれなきゃ意味がない」と、高松教授と自分達の研究に重ね合わせていたのでした。
ただ、硫化水素の殺人は、以前から興味があったので、それは興味深かったです。 硫化水素で死んだ遺体は近づくのも危ないんですね。 解剖も勿論、危険だそうです。 怖いですね。 バクテクロリスは、油を作る過程で、硫化水素を蓄積するそうです。(水中では) そのバクテクロリスで作った硫化水素で殺害したのでした。 その後、ばれそうになってしまったので、研究室に右京さん達を呼び出して、バクテクロリスの硫化水素で殺そうとしました。 右京さん達は無事でしたが、バクテクロリス自身が硫化水素で全滅してしまいました。 大事なバクテクロリスを殺害の道具に使ってしまった罰のような気がしました。 皮肉な結末でした。 でも、その前に、神戸達が検査のために少し採取したバクテクロリスが残っていて良かったです。 研究は栗田しかできないとのことでしたが、案外、別の人でもできるかもしれません(^^)
最初から、事件を説明します。 大学の微生物学研究室で、高松教授(酒向芳)が遺体で発見されました。 高松教授は、「バクテクロリス」という細菌から重油とほぼ同じ成分を作りだす画期的な研究を進めていました。 当初は、検視官が病死と判断しましたが、たまたま高松教授の研究に興味があった右京さんも現場に駆けつけて、遺体の臭いに疑問を持ち、米沢さんに検査を依頼。 調べたところ、右京さんが睨んだ通り、硫化水素の吸引による窒息死であることが判明しました。 今回、米沢さん、右京さんから何度も無理な検査を頼まれて、徹夜ばかりで気の毒でした(^^;) 共同研究者の栗田(利重剛)は、最初から、高松教授が自殺だという方向に持っていこうとしていて、とても怪しかったです(汗) 画期的な研究なのに、お金を出してくれる企業がなくて、いつも資金難で高松教授はいつも苦労していたとか・・・ そして、高松教授なら、バクテクロリスから硫化水素を作りだせると・・・ 捜査1課の聞き込みによると、、実際は、海外の企業なら資金を提供してくれるという会社が沢山ありました。 皆、逆に断られていましたが・・・ 1社だけ、出資予定だった企業がありました。 実際は、栗田がこの研究内容・技術が海外に流れてしまうのを恐れて、反対し、高松教授を自殺に見せかけて殺害しました。 殺害場所は、本当はトイレで、水を流した時に硫化水素が発生する仕掛けになっていました。 殺害したあと、トイレの窓を開けたりして、そこが殺害場所であることを分からないよう工作しました。 でも、そういう行動の最中に犯人も硫化水素に汚染されたでしょうから、髪の毛の検査をすれば、犯人かどうか分かると、右京さん達が栗田に髪の毛の提供を頼みました。 追い込まれた栗田は、右京さんと神戸を夜中に呼び出して、硫化水素の充満した研究室に閉じ込めて殺そうとしました。 でも、それはもう気づいていて、防塵マスクをした人が沢山隠れていて、彼を逮捕しました。 結局、この硫化水素のために、栗田の大事なバクテクロリスが全滅してしまいました。 愚かでしたね(^^;) その前に、高松教授の昔の研究で、「赤潮で赤潮を殺す」という物が出てきたので、この結論は容易に予想できました。 「にわか科学は目的を見失う」 目的を見失ってしまっていたのは、栗田自身でした。
事件そのものは平凡でしたが、本当に微生物から石油ができたらいいですね。 そんな素晴らしい研究に、日本企業がどこも投資しないというのが、不思議でした(^^;) 日本の企業は、そんな馬鹿ではないと思います(汗) 不景気ではありますが、きっと沢山、投資を名乗り出る企業があると思います。
栗田は、民政党の元警察官僚の議員、武井久美子と会いました。 「バクテオイル政府開発プロジェクト」というのを、彼女が国会で提案。 武井が「バクテクリオスを特別生物に指定して、国外に持ち出すのを禁止すべきです」と提案しているのが、テレビで中継されました。 その武井議員が栗田に頼まれ、捜査打ち切りの圧力をかけてきました。 ここまで武井と密接になっていたということは、かなり前から、栗田は武井に接触していたのでしょう。 この計画が進んでいたのなら、高松教授が外国企業にこの研究を売る事もなかったと思いますが・・・ その辺、どうも納得しかねました。 こういう大事な研究は、国家プロジェクトとして、当然、進めて欲しいです。 そういえば、くしくも最近、米国のイラン情勢が悪くて、日本が石油の輸入に困るかもしれない情勢になってきましたね。 イランから石油が来なくなると、またいろいろな物の値段が上がってしまうとか・・・ そういう情勢にマッチしたお話でした。 いつかこういう研究が進んで、日本が石油危機から脱しられますように・・・
【第9話粗筋】 (公式HPより) 大学の微生物学研究室で、教授の高松肇(酒向芳)が遺体で発見された。高松教授は、「バクテクロリス」という細菌から重油とほぼ同じ成分を作りだす画期的な研究を進めていた。 当初は病死と思われたが、遺体の臭いに疑問を抱いた右京(水谷豊)がにらんだ通り、硫化水素の吸引による窒息死であることが判明。 共同研究者の栗田(利重剛)によると、高松教授なら高濃度の硫化水素を作りだすことも可能だというが、現場の研究室に硫化水素の痕跡はなかった。 栗田は、「高松教授は資金集めがうまくいかないこと苦にして自殺したのではないか」、というが、研究室の職員によると、高松のもとには資金提供や共同研究の申し出が相次いでいたという。そのことをたずねられた栗田は、高松教授がその申し出を断っていたと話す。なぜ資金難の中、資金提供の話を断っていたのか? 高松教授が死んだのは事故なのか、自殺か、それとも殺されたのか!? ゲスト:利重剛 脚本:櫻井武晴 監督:安養寺工
【視聴率推移とレビューリンク】 (視聴率は関東地区) [第1話]19.7% [第2話]17.4% [第3話]15.0% [第4話]17.0% [第5話]16.5% [第6話]13.9% [第7話]18.3% [第8話]13.1% [第9話]15.1%
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