テーマ:住宅コラム(1809)
カテゴリ:埃だらけの洋館
木材財閥の奉行屋敷1、2、3、4
[映像・洋館の「紅い客間」の(つめれば)五人座れる254cm x 奥行き101cmのソファ] 市の史料館や、コチラにしては珍しく活動的な史蹟区保存会などによると洋館は1910年にJ氏と言う木材財閥によって建てられた。 アタクシ達にはもったいない大屋敷なのだが、この辺りにはもっととんでもない豪邸が数軒あるので、この洋館もあまりめだたない。 J氏には子供が十人生まれたが、そのうち何人が大人になるまで生き延びたのかはさだかではない。J氏の息子の一人(長男ではなかったそうだ)は木材商を継ぎ、三人はいずれ弁護士になるが、娘達がどうなったかはあまり資料に残っていない。やはり男尊女卑の社会だ。豪華な結婚式の招待状やらは残っているが、そのくらいだ。 弁護士になった三人の息子のうち、一人はこの地方の「判官」というのか「奉行」なのか英和辞典ではわからないが、とにかくそういう位置に就いた。 嬉しいことに、この老奉行に何度も会った、という老人が知人にいる。これもアタクシ達にとって、とても不思議でワクワクする話である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.09.05 06:47:47
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