テーマ:海外生活(7772)
カテゴリ:移住民子供体験談
子供の頃、「え?え?タリアって、ミドル・ネームないの?本当にないの?うっそ~~~??」とよく驚かれたアタクシ。
小学低学年のそんなある日、父に連れられ図書館で初めて図書館カードを作ってもらおうとわくわくしていた時、「ミドル・ネームは?」と聞かれ、「ありません」と答えたら図書館員のおばさんが 「ないですってっっ???」 と目をまん丸にして驚いた。そんなに驚く事じゃないでしょうに。 父と顔を見合わせ、「え~、ないと困りますか?」と聞いた父がその場で 「じゃあ、どう?つけちゃう?」 とアタクシに聞くのでまたまたびっくりした図書館員のおばさん。 アタクシもびっくり。 つけちゃうって、え?ミドル・ネーム?今? こらこら、そんないいかげんにつけちゃっていいの?と呆気にとられたのだもの。その理由もたかが図書館カード... されど図書館カード。 実はコチラに移住した時、何を思ったのか、父は自分に勝手に英語のファースト・ネームを付けているのだ。 なので、「いその・ますお」ではなく、「ジョン・ますお・いその」と、正式には「ますお」がミドル・ネームになっている。 なんでぇ~。 そのようなわけで、「コチラではなんとなく気がむいたら勝手に名前をもっと付けちゃっていいのかしら???」などと疑問を抱いていた子供の頃。 「はやくイアリングが生えて来ないかしら?」という謎が解けたばかりだったのに。 ミドル・ネームね。考えてこなかったよ。えっと、えっと、えっと、お洒落に「フランソワーズ」とか?まずいか。ただでさえ発音しにくい名前がさらに困難になっちゃう。 えっとえっと。 え~~~~~、もっとじっくり考える時間がほしいよぉ。なんでいきなりぃ。 えっと、「リサ」ちゃんの名前いいな。でもクラスにもう三人もいるし、同じじゃ変かな?「パトリシア」ちゃんもいいな。 お母さんに相談しなくていいのかな。今お父さんに相談してもセンス最悪だし。 「アンナ」もいいかな。どうしよう。 ...などと数秒悩んでいるうちに、 「はい!出来ましたよ!」 ...とピカピカおニューの図書館カードをわたされてしまった。 ア、アタクシのミドル・ネームはどうなるのよ!? 「ミ、ミ、ミドル・ネームはいらないんですか?」 「だってあなたないんでしょう?」 ...ごもっともです... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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