カテゴリ:移住民子供体験談
何も日系人でなくても坊主めくりぐらい出来るだろう、と今になって気付くのだが、子供の頃は「坊主めくり」=「日本語のゲーム」だった。ウチのハウス・ルールはざっとこう: ■ 殿方 ■ ・殿方を引いたらそのまま場へ置く。 ・段(台座)のある殿様ならそのままもう一枚引ける。 ・弓矢を持った殿方なら札をめくる方向が逆になる。 ■ 姫君 ■ ・姫を引いたら場の札を全部もらえる。 ・「持統天皇」か「式子内親王」(几帳+台座の姫)を引いたら他の人の持ち札も全部もらえる。がははは。 ■ 坊主 ■ ・坊主を引いたら持ち札を全部出す。 ・「蝉丸」が出たら全員が持ち札を全部だす。(+ブーイング) 「ぎゃーセミマル!」と悲鳴をあげた時に母がそばにいると 「せみま・ろ!『ろ』なの!」とうるさく言われたっけ。 母上、厳しく躾けて下さったわりにはこんな娘に育ってしまって申し訳ありません。 最近調べてみてびっくりしたのだが、これらは決して一般的なルールではないらしい。殿方が出たらそのまま手札になる、とか。坊主がでたら五枚出す、とか。皇族を引くと十枚もらえる、とか。「蝉丸」だったら逆に持ち札を出さなくていい、とか。「えぇ??」と思う様なルール。日本で育っていたら、他の家庭では違うルールがあるくらいは自然に経験していたのだろう。 やはり坊主めくりも地域によって遊び方が違うのだろうか。 今度、メイに教えて上げよう。祖母と一緒に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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