カテゴリ:農となかま♪
今日は私の人生観を変えるきっかけになった(プロフィール参照)Y農園のKさん夫妻の話をしたいと思います。
私の職場には、30年間有機無農薬で野菜を作りつづけている農園があり、(そこの野菜を使って、私たちが献立をたて、健診後の皆さんを中心に食事の提供や栄養相談なんかをやってます。)全国から今まで、いろんな方がやって来て農場長をつとめられてこられました。 Kさん夫妻はおととしからいらしています。東京の大都会でバリバリのホテルマンだったそうですが、自分にとって使命感をもてる仕事とは何かを考え一念発起、脱サラして農業を志すべく、熊本の地にやってこられた方です。佐藤浩一似の(自称ですが、私も一票投じてます。よか男)ご主人のTA-さんと、いつも笑顔が素敵で、私と話し出すと1時間2時間とまらない(いつも作業の邪魔してごめんなさい)Naoさんというとっても素敵なご夫妻。お二人がお見えになるまでは、医食農、とくに農の大切さは理屈ではわかっていたつもりでしたが、正直そこまで興味が持てず、おいしい野菜をいただける消費者どまりでした。しかし、思うところあって2月、3月にKさん夫妻の農哲学にふれながらの農業体験をさせてもらったことで何かに目覚め、『いのち』や自然界の『循環』に真剣に目をむけるきっかけになりました。 Naoさんは、手書きの野菜イラストを添えて、近所の道の駅や私たちの調理場に出荷してくれます(写真はそのイラストを拡大して、食堂に飾っているものです) 肥料も、米ぬかの発酵菌や天恵青汁(ビタミンとミネラルがたっぷりの発酵ジュース)草木を灰にしてつくった天然のミネラル草木灰を使ってじっくり育てられるので、動物性の窒素の多い牛糞や鶏糞を使ったものに比べると、成長の速度は遅いですが、味と生命力が断然違うおいしい野菜ができあがるのにはいつも驚かされます。ここらへんは、肉類をはじめとしたたんぱく質の摂取が多くなって体格は向上したものの、体力、生命力がともに衰えている現代人にも通じるところがありますよね!興味深い。 本日の野菜は『玉ねぎ、ニラ、にんにく』台風で秋まきの野菜の新芽や苗たちなど、ばたばたとやられたそうです。心配だな~ 私はこんなKさん夫妻や同じ価値観をもった仲間と好きな仕事ができてこんなありがたい話はないといつも思っております。 すみません、自慢話になっちゃいましたね そうそう、今日、野菜をもってきてくださったKさん夫妻が開口一番 『たなひろさん、シュタイナーはいいよぉ~』 シュタイナーさんって教育だけではなく、農業、建築にも多大な影響を与えた方らしいですね。 きゃーどうしてこんなにつながってしまうのだろう? やっぱり根っこはひとつってことなのかな~ 『自然』『循環』『いのち』探究の旅がますますおもしろくなりそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月20日 20時26分45秒
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