テーマ:農のある暮らし(1199)
カテゴリ:農となかま♪
今日は午後からHARUときらり水源村の『稲の脱穀・芋ほり』に参加しました。
毎週土曜日の午後から地元の子供たちを集めて行われている企画で、内容は農作業とは限らず、季節によって様々です。 まずは稲の脱穀をするために近くの田んぼに移動。田んぼは2箇所あってそれぞれ男女にわかれて脱穀のお手伝いです。(HARUは一応男の子を意識してか、男子グループで参加) そのとき、はたと気づいてみれば、上の畑で脱穀後出されたわらは細かく砕かれているのに対し、下の畑のわらは長いまま出てきて、束ねる作業までしています。この違いは何?と尋ねてみると、長いわらは「もち米」のわらで、うるち米のものと比べて長く、しめ縄やわらぞうりを編んだりするものに使うとのこと。へぇ~知らなかった~と親の私は痛く感動 束ねたわらを使ってわらのおうちも作ったりしました。 その後、芋ほりの為別の畑に移動。移動の際、地元の子供たちが案内してくれた近道を通ることに。その近道というのがまるで一昔前を絵に描いたような、学校の裏山の神社を抜け、道なき道を進んでいくハードなコース。こんなところで少年時代をすごせたら、なんて素敵なんだろう!秘密基地なんかももちろんできそうな、そんな場所でした。 私が芋ほり畑に到着した時には、HARUの靴はとうに脱ぎ捨てられ、必死になってつるを押しのけ芋ほりに奮闘中。私が小さかった頃、幼稚園で芋ほりに行ったときは、掘りやすいようにすでに掘ってあるイモに土がかぶせてあったとか聞いていましたが、もちろん今回はそんなことはなく、がっちり土の中で根付いている芋たちです。近くにあったスイカときゅうりまで戴き、大満足で収穫を終えました。 そんな素敵な子供たちだったのだけれど、やっぱり気になったのはゲーム機をもちこんでる子がいたこと。「やっと言い聞かせて畑までは持ってこないようになったのよ。」と事務局のMさん。 今は田舎も都会もない。テレビもインターネットもどこでもあるし、車をとばせばおもちゃだっていくらでも手に入る時代。でも、こんな素敵な場所は他にはないということを、身近すぎる故にこの子たちは気がついていないのだろうな~環境が整っていても、受け取る感性が育まれなければもったいないことになってしまう。いずれ大人になったときに気がつくのかもしれないけれど、今しか感じることのできない大地の匂い、空と空気がある… 私もしばらく、HARUとこの子供たちとかかわっていくことで自分自身も何かを学びたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月15日 06時28分31秒
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