テーマ:農のある暮らし(1199)
カテゴリ:農となかま♪
7月1日(日)に今年も田植えに参加してきました。
昨年に引き続き2回目の参加。この田植えは、農園のKさん夫妻のお友達で、私たちスタッフの胃袋を支えてくださっているMさん夫妻の企画です。Mさん夫妻もまた、頼もしき日本の若き有機農業実践家。 昨年同様、今年も見渡す田んぼは田植えが完了しているところばかり。Mさん夫妻もまた、月の満ち欠けを農業にとりいれていらっしゃる方です。6月末日が満月だったこと、みなさんお気づきでしたか? これから月は新月にむかいます。農では定植、つまり苗を田に根付かせるには最適な時期に入るということです。ほかにもいくつか理由はあるのですが、昨年も一足遅い田植えであったにもかかわらず、収穫の時期は周りの田んぼに遅れをとることはありませんでした。 ところで、今回も田植えの前に田んぼの中の生き物をみていたところ、昨年よりも明らかに多いある生き物を発見。 これは「ホウネンエビ」といわれる生き物。「ホウネン」とは「豊年」を意味し、このエビがたくさん田んぼに出るときは豊作の年になるといわれているありがたいエビだそうです。 いよいよ田植え開始。まずは育った苗床から苗をばらして田んぼにばら撒く作業から。 今回参加者は15名くらい。だいたい一人8~10列の苗を植える作業になりました。等間隔に苗をうえるには、田んぼの端から端に列幅でしるしがついている紐を引っ張って掛け声をかける役割が必要です。この「紐もち」役を今年はnoharaさんと阿蘇でお米をつくっていらっしゃるASUKAさんが担当。後でわかったことですが、田んぼに入らないこの「紐もち」役。一見楽そうに見える(失礼!)のですが、実は一番大変だったりするんですね。何せかがんだまま3時間移動、ずれていないかの判断力まで要求されてとても気も使うお仕事なのです。 こんな感じで3時間の田植え作業がスタート。天気も曇り空でいい感じ 途中晴れてきました。これはかなりの誤算。後で大変なことになります… 田植え終了!楽しいばかりであっという間の3時間でした。しかしながら、やっぱりこんなに晴れてくるとは完全に大誤算ひざ下裏ふくらはぎのみ焼ける、とか袖下15cmが焼けるとか、変な日焼けを作ってしまいました。こういうのを「ポッキー焼け」というらしい… 下の写真は田植えが終了した田んぼを比較したものです。 右がみんなで手植えした田んぼ。左は田植え機で植えられた田んぼ。手植えのほうはなんだか頼りない感じに見えるかと思います。これは、手植えの場合、苗を3本ずつ植えていくのに対して、機械では5~6本まとめて植えることになることからくる「違い」だとのこと。上記したように「田植えが遅かったにもかかわらず、収穫時期が同じ」になる理由は、月暦の影響だけではなく、一箇所に密集することなく植えることができるので、栄養が行き届き、風通しよく快適に苗が育つからだそうです。結果として本数が少なくとも、昨年は手植えのところが一番収穫高がよかったとか。手間をかけた分、きちんと形となって還ってくる。やっぱり本質は同じなんですね~。 来年もまた参加したいと思います。みなさんお疲れさまでした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年07月07日 18時37分29秒
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