テーマ:農のある暮らし(1199)
カテゴリ:農となかま♪
みなさま、おひさしぶりです。
竹下先生をお呼びした夏期セミナーからたのしも~会まで怒涛のように過ぎた8月でしたが、気がつけばもう8月も終わり…セミナーの件はのちのちまとめてUPするとしました、 26日に8月の農と食をたのしも~会を開催しました。 まずは恒例となった「今日は何日クイズ」もちろん、旧暦カレンダーでという意味です。私が尋ねる前から、子供たちから7月14日という答えが返ってきました。また、「昨日はおにぎりみたいなお月様だった」など、夜空を見上げる習慣がついている子もいてうれしくなりました。 今回の畑の作業はイチゴの苗植えから。Kさん夫妻が知り合いの農家さんからいただいた、無農薬、有機栽培で育てられたイチゴの苗。みんな丁寧に植えて水をたっぷりあげました。イチゴはもともと虫がつきやすいために農薬をいっぱいまいたり、結実しやすくするためにホルモン剤を使ったりすることが多いようですね。どこまで実をつけてくれるかはわかりませんが、市販のものより見かけや甘みが少なくても、本来の姿が伝えられるのではないかと思います。 そして今回のメーンは、この夏の最後の力を振り絞って実りだした野菜たちを干して作った「干し野菜」でつくるドライカレーとあの子供はとくに苦手はゴーヤをジュースにして飲むという企画。 干し野菜はあらかじめ作っておいたものですが、これは本当にみなさん、お勧めですよ。特にミニトマト。できるときはいっぺんにできるということで、農園でも熟れすぎたり割れたりして商品にならないようなものを全部引き取って半分に切って天日干しします。うまくできる方法は、あらかじめ干した後、仕上げに120℃のオーブンで50分ほど焼きます。トマトは干すとレーズンみたいに深みのある甘みになってすごくおいしいですよ。 また、この時期、枝豆から大豆になろうとしている枝豆があるので、それを収穫してもらい、ドライカレーに入れることに。基本的には枝豆から大豆になるんだということを伝えたかったという意図があります。 他にもたまねぎ、ビーマン、かぼちゃ、なすなどを干し野菜にして、ドライカレーに使いました。23人分の量に対してカレールーは3かけ使用。他にはちょっと塩を加えた程度でしたがこれが本当においしい! ゴーヤジュースはゴーヤを収穫するところから。ゴーヤのトンネルの中にみんなで入ります。 ゴーヤは黄色く熟れているものも収穫しました。中に赤くなった種が入っています。 「これ、食べてみたい人」 だれも手をあげない…実はこれ、とってもあまいんですよね。甘いということがわかるとみんな手をだします。「へ~おいしいんだね」少しずつゴーヤに対する気持ちに変化が… ゴーヤはジューサーにかけて汁を絞った後、りんごジュースで割ります。りんごジュースとゴーヤ汁の割合も子供たちに決めてもらうことに。はじめは「絶対飲まん!」と言っていた子も味見をしている間に「おいしい」ことがわかって次々と手が伸びます。 これも本当においしいんですよ。とくに、ビールが好きな方は間違いなく好きなはずです。 食べものには必ず「先入観」がつきものです。はじめに「おいしい」と思ったら、その後、その食べものに対する許容範囲が広がります。昔は空腹感が「なんでもおいしい」をもたらしていたと思いますが、おいしいものが氾濫する世の中ではなかなか難しい。 ドライカレーを引き立ててくれたごはんにしても、1杯で換算すると24円です。24円で何が買えるか。アイス1本も買えません。この1杯24円でお米をつくってくれている農家さん。 「日本がもし100人の村だったら」100人のお米や野菜を作ってくれる農家さんは100人のうち2.7人。そのうち、60歳以下の就農者は0.8人という現実。0.8人の方々と手を結べている私たちはなんと幸運なことかと思わずにはいられません。 最後に、今年の4月から7月までのたのしも~会をスライドショーにまとめたのでみんなで鑑賞会。 来月はY園スタッフ側の業務の関係で、お休みですが、次回は10月。10月ごろは、種を蒔いた落花生が実るころです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年08月31日 05時49分27秒
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