テーマ:農のある暮らし(1199)
カテゴリ:農となかま♪
お久しぶりです。ちゃんと生きてましたよ~(笑)
9月は一回お休みして、10月の楽しもう会を21日に開催しました。旬をずっとテーマにしていますが、みなさんは今年の「夏」に何を感じましたか? Y農園Naoさんのメッセージより 私たち畑人は、今年の自然のおかしさを感じていました。 自然はそのまんまを受け入れて、そのまんまにあらわれます。 ひとが自然のことを思いやり、自然を大切にしてくれたなら 自然はひとや生き物たちに潤いや恵みやぬくもりを与えてくれます。 ひとがしたことがひとや地球のいきものたち、大地、空、水につながっているのです。 自分がしたことは自身(おのれのみ)にかえってくるのです。 本来この時期にできるはずのもの、芽吹くはずのものが芽吹かない。今年だけの畑の顔、ありのままの在りようを感じてもらいたくて、大豊作の「かぼちゃ」を中心とした料理と、「落花生」を堪能させていただくことになりました。 落花生は5月にみんなで種を蒔きました。横に広がっていて、根っこは浅いかと思いきや、結構深くしっかりと大地に根ざしています。 Kさん夫妻があらかじめ掘り起こし、天日に干しておいてくださったものは乾煎りに、掘りたては塩茹でにしていただくことになりました。殻をみんなでむきます。 ところで、考えてみると、道の駅に農家さんが出している落花生はむき落花生ばかりです。スーパーのからつき落花生はきれいで泥なんて絶対ついていませんが、実際自分たちで掘りあげて小さいぼこぼこのところに詰まった泥まで落とし、乾燥させて出荷させてどうしてあんなに安く売れるの?と疑問がわいてくるのも当然かもしれませんね。現実的に考えると、やはり薬品処理で洗浄されているのは間違いないでしょう。 かぼちゃのほうは、今回はたまねぎとかぼちゃを圧力なべにかけて作るポタージュスープと、コロッケにすることにしました。 油ものもこの会で初挑戦。はじめは油を怖がるあまりにずいぶん高いところからコロッケを落下させてしまいがちですが、かえって油が飛び散って危ないということ。近くからそっと入れてあげれば安全だということも伝えればきちんと理解してくれたようで、小学2年のみーくんと小学1年のたっちゃんを中心に揚げもの料理が進みました。「揚げものができる」ってすごく自信につながるみたい。得意満面の笑顔でした。 今、昔はやった曲のリメイクがブームですよね。その時代の曲を聴くと、あのときのあの思い出がよみがえったり、一瞬あのころにタイムスリップできたりします。それが、このたのしもう会でもできたらいいなと思うのです。大人になっても毎年この時期にかぼちゃを食べるたびに、コロッケを丸めて初めてあげた油の音やにおい、泥まみれになりながら掘り起こした落花生、その時畑で感じた風がビールのお供で食べた落花生でよみがえる(笑)。栄養があってどんなにおいしい食べ物でも、そこにドラマがなかったら、次の世代に受け継がれることもなく消えてなくなる気がしませんか?食育って原点はそういうところにあるような気がしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月28日 22時58分14秒
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