テーマ:食のある風景(19)
カテゴリ:食となかま♪
私が「奇跡の女子高生」と読んでいるmikoちゃんが自主的に全校生徒(女子高115名)に行った食生活実態調査の結果です。
「毎日朝食を食べている」のは、約70% 「朝食を1人で食べている」のは、2人に1人。 「午前中、不定愁訴を感じている」のは、65% 「間食を毎日2回以上する」のは、36% 「ジュースを毎日1本は飲んでいる」のは、約70% 「ダイエットの経験がある」のは、2人に1人 九大のGOSHIさんが中心となって福岡県内の8大学に呼びかけ、学生1427人を対象に行った「大学生の食生活調査」の結果は以下のとおり。 「毎朝朝食を食べている」のは寮・実家組 約70% 一人暮らし 46% 「コンビニ弁当の常連(週数回以上利用)」 41.6% (性別差なし) 「毎日ジュースを飲む」男子大学生 33% 「ジュースに含まれる糖分の量について」 半数以上は知らない。 「自炊の頻度(インスタント、レトルト調理は除く)」 週1回以下 一人暮らし男子学生 41% 一人暮らし女子学生 31% 「家事手伝いの経験」ほとんどなし 男子学生 35% 女子学生 22% いわゆる「食育空白世代」 親となっている私たち世代もまた同様であり、笑えない結果だと思います。食料自給率も環境問題も、どんな人でも本当に「気にならない」人はいないんじゃないでしょうか。例えそんな風に見える人がいたとしても、見ないように聞かないようにふたをしてしまっているのでは? 大事なことは「犯人を捜したり、攻めることではなく、半歩先に進むこと」 今、西日本を中心に広がっている「弁当の日」この「弁当の日」は大きく2つの方式に分けられます。 1.自弁方式 竹下和男先生が提唱された元祖「弁当の日」自分の力で作った弁当を持ち寄る。小学校などで「おにぎりの日」としておにぎりだけを作って持ってくるという方式などもある。人に見られることで向上心が生まれ、調理力も向上。 2.九大方式 GOSHIさんが中心となって始まった学生の一品持ち寄り形式。いわゆる「家庭料理大集合」一品という手軽さと、みんなが集まった料理を交換して食べることで「食べてもらえる喜び」やレシピ力をつけることができるという数多くの利点あり。 「調理力」をつける。調理した料理を誰かが食べて「おいしい」といってもらえる喜びを知る。ジュースやお菓子で「血糖」さえあがれば、若ければそれなりに生活できますが、食事を作って食べてみれば体調も目に見えて変わるでしょう。調理力をつけ、レシピが増えれば「たくさんあるから持っていけ」と誰かがくれた大量のさつまいも、大根にうんざりすることも減り、感謝する気持ちも生まれるでしょう。レシピから材料を買いに行くというより、あるもので調理することができれば、地産地消に繋がります。みんなで食べればおいしいし、自分で作った弁当であれば共通の話題も生まれます。 視点が「食」から「健康」「農」「自然環境」「社会環境」へと自然な形で広がっていく。 それが「弁当の日」が「弁当」だけで終わらないすごさなのです。身近なところで、どんな形、方法であっても「根っこ」の部分に共感して「弁当の日」を始めればきっとどこかで繋がるはず。少しでも「実践」ということばがよぎった方は竹下先生の本をぜひ、ご一読されることをおすすめします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年12月02日 02時01分17秒
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