テーマ:食のある風景(19)
カテゴリ:食となかま♪
日曜日に「いのちの食べかた」という映画を見てきました。
「いのちの食べかた」 私たちが日々繰り返す「食」。しかし、どのような過程を経て食卓に食べものがあがっているのか、知らないことがほとんどです。「いのちの食べ方」は、世界中の人の食を担うため、野菜や果物だけでなく、家畜や魚でさえも大規模な機械化によって生産・管理せざるをえない現代社会の実情を、オーストリアのニコラウス・ゲイハルター監督がおよそ2年間をかけて取材・撮影したドキュメンタリー映画です。 この映画は効果音もナレーションも一切なし。オートメーション化された大規模工場の中で、ひよこの群れがまるでピッチングマシーンにのったボールのように大量にベルトコンベアーで流されていく様子や、広大な土地に咲くひまわりが飛行機で除草剤をかけられまっ茶色に枯れ、種として収穫される様子などが淡々と映し出されます。中には目を背けたくなるような光景もあります。でも、「生きもの」が生まれてから一度も「生ある生きもの」として扱われることなく「食べもの」として食卓にあがる。これは「あたりまえ」でありながらただ「知らない」だけの日常の一こまなのです。 「人が健やかに老いるための手段」を模索することも大事ですが、それは木に例えると枝葉であって、幹の部分には「地球全体の養生」があるように思います。△や◇の状態を、いかに○に近づけるか、みたいなところをみんなで考えつつ動いているうちに、自分自身も健やかに老いることができていたという「結果」が「健康」なんじゃないでしょうかね。 必見の映画です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年02月19日 05時35分26秒
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