テーマ:農のある暮らし(1199)
カテゴリ:農となかま♪
農と食をたのしもう会をはじめてから1年がたちました。セカンドシーズンに突入です。
今月のテーマは「春の自然と畑に寄り添う」 楽しもう会で1年間、畑に通い続けて少しずつですが、気がつかなかったことに気がついたり、気になるようになったことのひとつが「旬」です。Y農園の4月は「芽吹き」の季節。苗たちが精一杯大地から顔を出して背伸びし始めたばかりです。Kさん夫妻はこの時期、あまり遠出をされません。というのも、まだ肌寒いこの時期に、風よけや保温の意味で使っているハウスの開閉をこまめに行ったり、水やりが欠かせないからです。ひとつひとつを大切に大切にわが子のように目をかけ手をかけ育てていらっしゃいます。 苗が土にしっかりと定着するまで風や突発的な霜などにやられないための一工夫 Kさん夫妻は、基本的にその季節に寄り添って自力で育つ野菜たちを見守り育てるというスタンスだから、野菜がない時期は本当にない。そこで今回はこんな時期だからこそ楽しめる野草のひとつ、よもぎを使って「よもぎまんじゅう」を作ってみました。 今回は私が以前からどうしてもやりたかった企画のひとつ。講師は「まんじゅうのプロ」こと伝承館で長年調理に携わって下さっているNさんにお願いしました。Nさんはまんじゅうの他にも、「あた(あんた)の分も作ってきたけん、たべなっせ」と毎年おすそ分けしてくださる「なば(きのこ)」やつくしの佃煮、川エビのてんぷらが大得意。伝承したい技をたくさんお持ちの方です。「こぎゃん80のばあさんば表に出してどぎゃんすっとな~あたしゃ来んけんね~」というNさんでしたが、たくさんの子ども達に囲まれて、いきいきとした表情でひとつひとつ丁寧に教えてくださいました。 小麦粉とてんさい糖、ふくらし粉、すったヨモギを加えます。 よもぎはこの時期少し固くなっていたので、Nさんが新芽の柔らかい時期に摘んで茹がき、擂って冷凍保存してくださっていたものを使わせていただきました。 子ども達殺到 生地を伸ばしてあんこを包む。 「ちゃんと包めよ~」「何とかなるって~」 蒸し器で蒸します。 今回の食事はいただいた竹の子でNさんに伝授してもらった味付けによる「竹の子のひこずり」とたかなごはん。味噌汁は植え付け用を拝借してみんな皮むきをしたサトイモを使いました。 今年も季節と畑に寄り添うことにこだわりながら、みんなで楽しい四季の想い出をつくっていきたいと思っています。よろしくね~! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月29日 06時23分24秒
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