テーマ:暮らしを楽しむ(388531)
カテゴリ:農となかま♪
連休1日目。毎年恒例の「とうもろこし植え」で、親戚がいる阿蘇の産山村まで行ってきました。
軽トラの上でとうもろこし植え開始を待つ子ども達 夫のいとこがお嫁に行った先が産山村で、いとこのご主人Mさんは、生まれも育ちも産山という、生粋の産山人です。このあたりの人たちは、仕事のほかに、代々受け継いだ畑や田んぼ自給自足分の農作物をつくったりしている若い人たちも多いようです。Mさんもそのひとりですが、何をするにもフットワークが軽~く、いつ来ても、植えるばっかりの状態まで畑の土ならしが完了しています。。。私はここにくるたびに、とうもろこし植えのほかにも、産山の自然を知り尽くしているMさんの後ろをついてまわりながら、雑木林や草むらの中に入り込んでは野草についてもいろいろ教えてもらっています。 Mさん宅周辺はとなりのトトロの森のような自然がいっぱい。少し歩いたところにある、田植え前の田んぼのあぜで、せりつみをしました。 せり 私は小さいころ、毎年この時期になると家族で近くの田んぼのあぜに、せりや蓮華を摘みにでかけていました。その想い出がずっと残っていて、ここにはじめてきたとき、同じ風景が広がっているのを見て、とても感動したものです。私たちが「自然」として思い浮かぶものの大半は、田んぼではぐくまれるもので、米を食べなくなることで田んぼをつぶしていくことは、同時に「季節」をなくしていくことにもなるのだという話を、農と自然の研究所の宇根豊さんがされていました。今月のたのしもう会でも経験したように、「春」という時期は、基本的に「実り」の季節ではなく、そのかわりに豊富な野草を食べてきたのでしょう。今では野草は貴重品。Mさんがいわれていました。「昨年まではここにもたくさんのたらの芽があったのにな~。今年は誰か来てごっそりとられてしまっとるんよ。」 さて、農作業も終わっていよいよお昼。とってきたたらの芽をてんぷらに、せりをごま醤油和えにしていただきました。てんぷらをあげていると、いとこのNさんが「これも揚げて食べるとおいしいから」と、たんぽぽと、ふじの花、よもぎをとってきてくれました。 ふじの花 たんぽぽ 豪華な野草のてんぷら盛り合わせ ふじの花とたんぽぽには驚き!ほとんど苦味もなく、おいしかったですよ。よもぎは最近、近所でとってきててんぷらにして食べましたが、その時より苦味が少なかったように思いました。産山のほうが季節がひとつきほど遅いので、新芽で柔らかだったからなのか、土や水の違いなのかはわかりませんが…。それにしても豪華でしょ? 息子のHARUと、ここの子供たちは同じくらいの年なので、すぐ打ち解けて野山を駆け回ってどろだらけ。挙句の果てに、着替えも持たずに「帰らん!俺、泊まるけん。」と息子のみ緊急外泊が決定。子供たちにとっても最高のGWの幕開けだったようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月04日 08時05分39秒
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