テーマ:農のある暮らし(1199)
カテゴリ:農となかま♪
おひさしぶりの更新になってしまいました~。今月の農と食をたのしもう会「田植え」のご報告です。
私たちスタッフは今回で3回目になるMさん所での田植えですが、たくさんの子どもたちと一緒に参加するのは今回が初めて。心配していた天気にも奇跡的に恵まれて、日も照らず、雨もほとんど降らず、田植えには絶好の日和でした。 まずは恒例の自己紹介。そして、Mさんの農業のこだわりや、田植えをさせてもらう田んぼで、これからどのようにお米が成長していくのかについてお話をしていただきました。こういう前置きがあるのとないのとでは意気込みも全然変わってきます。大事な時間です。 いよいよ田植えの開始。まずは苗を田んぼに投げ入れます。 そして中へ! 一歩一歩、足並みをそろえて植えながら後ろに下がっていきます。 意外だったのは小学生以上の子供たちのがんばり。きっと半分くらい植えたらリタイヤして遊びに夢中になるのではと思っていたのですが、最後まで植えきりました。 午前中には作業を終え、お弁当タイム。地元で評判の「お米屋さんがつくる手作り弁当」を注文してみんなでいただきました。ここのお弁当のごはんにはMさんのお米が使われています。ここで紹介したのが、以前このブログにも書いた1杯のお米の値段の話。今回田植えをさせていただいた田んぼから6~7俵のお米がとれるとのこと。これは6~7人分の約1年分のお米に相当します。Mさんのお米は1杯24円。1kgあたり400円ですが、農協を通す一般的なルートだと、農家さんはこの半分のお金で取引するのだそうです。節約は大事なことですが、「何にお金を払うか」「どこに価値を置いて高い安いを判断するか」についてあらためて考えさせられます。 また、今回初めて参加してくれた、栄養士仲間のNくんからはこんな感想をいただきました。 「小さい子ども達と一緒に田植えができて、懐かしく感じました。今はみんな大人になって今は実家の田植えを手伝うのは僕だけですが、小さいころは、たくさんの兄弟やいとことこんな風に遊んだり、怒られたりしながら家族や親戚と田植えをやっていました。あの頃を思い出して心があったかくなりました。」 機械化とともに、時間も労働力も短縮され、その分多様な生き方を選択できる時代になりました。田植えの風景の写り変わりもそのひとつでしょう。そのときに置き忘れてきた暮らしや人とのつながりを、求めている人は確実に増えていると感じています。田植え体験は今、学校では増えてきているそうですが、学校だけではなく、親も子も、農家も、そして食べている人も一緒になって体験する機会がもっともっと増えればいいなと思います。 今回は、苗も少しわけていただきましたので、何人かでバケツ稲づくりにも挑戦する予定です。M農園たなひろ支部もがんばります~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月26日 05時30分18秒
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