テーマ:農のある暮らし(1199)
カテゴリ:農となかま♪
我が家のバケツ苗と、Mさんのところで稲刈りして持ち帰ってきた一株をあわせて約1合強のお米は、今朝、ごはん3杯分に炊き上がり、家族3人の胃袋に収まりました。
稲刈りは10月18日、抜けるような青空の元で行われました。 子ども(実)をたくさん授かった稲穂たちです。そのまま食べてもほんのり甘い。 稲刈り用の鎌は刃がギザギザしていて、株元を持って軽く引くだけで子どもの力でもザクザク刈ることができるんです。その感覚が何とも心地よい♪ 刈ったお米の脱穀、乾燥は今回、機械を使いましたが、1~2株ずつはそれぞれで持ち帰り、掛け干しすることになりました。 実は、私は「掛け干し」を「陰干し」と勘違いしていました。 掛け干しは、稲穂を下に向けて軒下などに掛けて干すという意味で、株元の養分を、お米に余すことなくいきわたらせるという目的があるようです。 2週間ほど干したのち、先日HARUと2人で脱穀、もみすりに挑戦。 茶碗をひっくり返して稲穂を引っ張るとぱらぱらとお米がはずれていきます。 当然ながら、籾殻(もみがら)と米が入り混じった状態…うちわを使って軽い籾を飛ばし、選別。2年前に唐箕(とうみ)という道具を使って餞別したのを思い出しました。(その時の様子)原始的なんだけど、効率的。 籾摺りはネットで調べてたどり着いた「ボールとすり鉢」を使う方法。なぜかボールは江川卓氏のサインボール。価値を知らん人が使うとこんなことになります…。(だって硬球はこれしかなかったからね)でも、実用的なことに使われて本望かも。摺っては「フー」っと息を吹きかけて籾殻をとばし、また摺る。その繰り返しで顔じゅう籾だらけに。しかも摺った籾って結構鋭くて、顔を洗おうとしたら、なんと皮膚に細かく刺さっていました。ごしごし洗いなんてしたら傷だらけになる感じ… 後でわかったことですが、みんな瓶に入れて棒で突いたりとか、手で摺ったりしてこの籾摺りで相当苦労した模様。これが一番効率的な方法だったらしいです。結局江川氏のサインボールはその後、noharaさんのところまで派遣され、活躍しました。 今朝、圧力鍋で炊かれ、ご飯として食卓にのぼりました。 ごま塩を少しだけふって大事に大事にいただきました。とってもとっても甘くておいしいごはん。田んぼのいのちから私たちのいのちになるまでのお米の旅、完結編。こんな体験をこれからも、少しずつみんなと重ねていけたら素敵だな~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年11月09日 11時55分30秒
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