書評:『1度きりの人生だから絶対に後悔したくない! だけど、まわりの目が怖くて、なかなか動けない。そんな20代の君が1歩を踏み出す50のコトバ』 吉岡 秀人著
2012年12月3日(月)書評:『1度きりの人生だから絶対に後悔したくない! だけど、まわりの目が怖くて、なかなか動けない。そんな20代の君が1歩を踏み出す50のコトバ』 吉岡 秀人著【送料無料】1度きりの人生だから絶対に後悔したくない! だけど、まわりの目が怖くて、なかなか動けない。そんな20代の君が1歩を踏み出す50のコトバ [ 吉岡秀人 ]すばる舎リンケージ様より献本御礼!ども、全く未知の方から献本のご連絡を頂くこともあります。非常に嬉しいですが、この開店休業中のブログで良いのか?との気持ちも正直あります。が、しかし、良い本との出会いはこうした偶然に左右されることが多いのも事実。著者吉岡医師はTVでもご活躍の方との事。テレビを全くみない僕は正直知らなかったですが、凄い方のようです。目次:PROLOGUECHAPTER1CHAPTER2CHAPTER3CHAPTER4CHAPTER5EPILOGUE感想:派手な表紙。異様に長いタイトル。正直読むまでは外れかな?と思いました。また、「20代の君が」というタイトルが40代の僕にはどうなのかな?と思う面もありました。が、しかしその予想は良い方に外れました。勿論良い方に。タイトルどおり50の言葉とその解説。そして先人達の言葉を例としてあげるという手法をとっています。恐らくあっという間に読み終わってしまうでしょう。言っていることは非常に単純です。即ち、以下のような内容の繰り返しです。・とにかく行動しろ。・行動するならできる限り多く行動しろ。・失敗を恐れずに行動しろ。では、なんでこの本が良い本なのかといいますと、これがグイグイ来るんです。脳内に。何故か?それは僕が40代に入り、この本に語られている内容が真実だと分かっているからです。僕が大学を卒業して社会に出たのは1996年。超氷河期とか言われていましたが今に比べればまだまだ平和な時代でした。だって、大学さえ出さえすれば(選び好みしなければ)皆、正社員になれたわけですから。今の20代の若者達の就職状況、もっと具体的にいうと非正規社員率を知っているからこそある居心地が良い状況を排除する必要があるんです。「現状維持」という甘美な、それでいて多くの人が陥りやすいこの状況を打破するためのヒントがこの本にはたくさん掲載されています。また、一歩を踏み出した”先輩のコトバ”もとても良いものが並んでいて、正直読みながら次は誰かな?とワクワクしながら読みました。僕が尊敬する予備校講師、西谷昇二先生の言葉もあったりしてとても嬉しかったです。読み進めるうちに「暑苦しい、ウザイ」と思われる時が来るかもしれません。しかしそう思う人は一歩を踏み出していない自分を省みるべきです。一歩を踏み出し始めた人にはここにある50のコトバは全て心に響くはずです。いやー良い本でした。さ、英語勉強しなくちゃ!著者紹介:吉岡/秀人ジャパンハート代表。医師。専門は小児外科。1965年、大阪府生まれ。大分大学医学部卒業後、大阪、神奈川の救急病院などで勤務の後、1995年から1997年までミャンマーで活動。その後、岡山病院小児外科、川崎医科大学小児外科講師などを経て、2003年から再びミャンマーで医療活動を再開。2004年、国際医療ボランティア団体「ジャパンハート」を設立。海外では、実際の医療活動、視覚障害者自立支援活動、エイズや貧困で人身売買の危機にさらされている子どもたちの保護と養育施設「DreamTrain」の運営、災害孤児の養育支援、学校での保健・衛生教育事業、医師・看護師育成事業などを行うまとめると:<さあ一歩を踏み出そう!>