カテゴリ:奥三河観光案内
ここから、“月”です。
かぐや姫がお出迎え(違います、千代姫です)。 バスの停留所もほら、 “月”です。間違いありません。 公民館も、浄水センターも、小学校も、“月”です。 道路から、月小学校に渡る橋のそばに、ナンジャモンジャの木があります。 真っ白で、夢のように綺麗です。 この春、中設楽小学校、中央小学校とともに、統合して閉校になった 東栄町立月小学校です。 学生時代、子ども向けの人形劇サークルに入っていて、 大学が夏休みになって、小学校が夏休みに入るまでの10日ほどの間を利用して、 奥三河の小規模校を、毎年、巡業にまわっていました。 その時に、この月小学校にもお邪魔しました。 私たち、押し掛け公演の大学生に、給食まで用意してくださって 講堂で、子ども達や先生方と一緒に食べたことを思い出しました。 私が、稲武の出身だというと、お話を聞いてくださっていた教頭先生だったかな? は、他の子にも、出身地を聞いていました。 「私は、豊田市です。」 「私は、一宮です。」 という、彼女達の返事に、先生は 「みんな、こっちの方なんだねえ、近いねえ」 私たちは、みんな「????」 よくよく聞いてみると、 先生は、豊田市を「豊橋」、一宮は「三河一宮」だと、思ったのだそうです。 校庭に立って、校舎を眺めていて、そんなことを思い出し、懐かしく感じました。 整備された校庭には、私が写真を撮ろうと立った位置 ・・・講堂の正面・校舎が見渡せる場所・正門の前にだけ、 先客のカメラマンの足跡が、残っていました。 昭和60年前後、公演で訪れた小学校は、 設楽町立神田小学校、額田町立夏山小学校、下山村立阿蔵小学校、三巴小学校、 東栄町立御園小学校、鳳来町立七郷一色小学校、豊根村立坂宇場小学校など、 児童数の減少に伴って、閉校されていきました。 地域に子どもの声が響かなくなるのは、寂しいことですね。 せめて、この校舎が、活用されて残ることを祈ります・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月25日 17時48分17秒
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