純水のpHは? 5.5位ではないかなあ?
純水にBTBを加えると、酸性を示す黄色になる現象について純水について ここをクリック←ここによると純水はpH7だが,大気中の炭酸ガスが溶け込むとpHは約5.4~5.7(弱酸性)になる. という事なので、純水にBTBを加えたとき黄色になるのは、やはり炭酸ガスが溶け込んでいた、と考えるのが自然でしょう、という私なりの結論に達しました。ちなみにBTBは スルホン酸基が付いているので 酸性だそうです。だから、アルコールに粉末を溶かすと橙色の酸性の色になる。そこで、試薬は水酸化ナトリウムを加えて中性の緑色に調整してあります。ちなみに、食塩の元である海水はアルカリ性でpH8から8.6くらいだそうです。実験で使った食塩水が緑色の中性を示したのは空気から溶け込んだ炭酸と、食塩に含まれているアルカリ性のミネラルが中和反応を起こして 緑色になっていたのだと思いました。確かに、食塩水は中性で、間違いではありません。 でも、その由来は以上のような反応を経た結果だったと、私は理解しました。今回この、純水に塩化ナトリウムを加えても、酸性の黄色に変化がなかった、という現象も面白かったです。市販の食塩で作った食塩水は、pH7の純水に溶かしたとしたら、アルカリ性になるはずです。塩化ナトリウムをpH7の純水に溶かせば、中性になるはず。しかし、pH7の純水というのが用意できず酸性に傾いていれば、食塩水は中性になり、塩化ナトリウムの場合はそのまま酸性になります。食塩水の実験は、ノー天気に準備をすれば、何の問題もないようですが、実は、純水も食塩も、両方中性と思われた物質が、酸性とアルカリ性だったので、中和反応が起こり結果オーライで済んでしまったのですねえ。 こんな事あるのですねえ。と勝手に結論付けました。この実験を企画した教科書会社はどう意図しているのでしょうか?←1クリックお願いします。