母のこと。
だいたい6年前くらいに 間質性肺炎になったようで、かかりつけのクリニックでの血液検査でKL-6という値を測定してもらうようになったようです。
まだまだ本人はバリバリに元気だったので家族の誰も特に心配していませんでした。
4年程前からは毎年冬に風邪をこじらせて肺炎になって入院するようになり、
母も坂道を上るときに父について歩けない息苦しさを感じるようになったようです。
新幹線にのって父と二人で福岡に帰省してましたが、「お父さん、一人でさっさと歩くから嫌」とか言ってました。
本人は風邪のつもりでもらっていたお薬でしたが、風邪が治っても薬を減らしてくれないことに、不審を覚えるようになり、「クリニックで貰う薬を飲むと体がむくむから嫌だわ」とよく言ってました。
一昨年くらいに、 特発性間質性肺炎という病名を教えてもらって、今までステロイドを飲んでたと自覚して、本人はすごく驚いていました。
そして、その後間もなく、それならば呼吸器専門の医師に観てもらいたいと思い立ち、現在の主治医の先生にお世話になることになりました。
以来、月に一度の定期受診を続けていましたが、階段の登り降りや登り坂での息苦しさが増した昨年の2月からは在宅酸素になりました。
当初は酸素流量4Lでしたが、その後調子よくなり、ステロイドも減らして、酸素も、3Lなりました。そして糖鎖をのみ始めたのもこの頃からです。
さて、今回の入院。
2月13日に悪寒がすると体調不良を訴えて受診してそのまま入院になりました。
肺炎をおこしてると診断され、その日の夜には主治医の先生からは厳しいお話もありとても心配しましたが、
先生が即座に高流量鼻カニュラ酸素療法を取り入れてくださいました。病院にはない機械による酸素療法とのことで機械をレンタルしてくださいました。
私は全く素人なので、酸素流量15Lというだけで、びっくりしてしまいましたが、このお陰で肺炎も順調に治癒してきて、5日後には酸素10Lに。7日後にはプリンが食べられるように。直後にお粥がはじまり、9日目には普通食へ。
当初は時々心拍数がドキドキと上がることがあり心配しましたが、10日目の今日はベッドから足を下ろして座ってリハビリしても心拍も変化なく意欲満々です。
言語療法士さんが食事の飲み込みに太鼓判押してくださって、作業療法士さんと理学療法士さんがリハビリをしてくださって、
ほんと、入院初日には想像できなかったほどメキメキ回復できるようになりました。
母が入院するまでは、まったくお世話になったことのない方々ですが、
付き添って見てても、「専門家って凄い!」と思います。
退院後は今度は、介護保険関係の手続きも進めていかねばならないので、
また新たな専門家の方々とお付き合いが始まりそうですが、
まあ、なにはともあれ、母が元気に回復してきてホントによかったです。