たのしい生活　

[ピアノに片思い] カテゴリの記事

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• わたしもレッスン

  ひさしぶりに(一年ぶりくらいか？）ピアノのレッスンをしてもらった。すぐ隣の棟の仲良くしているお友だちなのだけど、素晴らしい先生だ。彼女のおかげでタッチやフレーズに気をつけて弾けるようになってきた。持って行ったのはインベンション2番と13番、そして悲愴三楽章。これは一度見てもらっただけで、ずるずるとレッスンを受けないまま1年、まあ何とか通るようにはなってたんだけど。「スラーってね、私も最近気づいたンやけど奥がふかいのよ。スラーの終わりの音はふっと包み込むように終わるの。13番のテーマはミラドシミシレド、ミーソーミーラ、このテーマが色々と形を変えながら繰り返されるの。その一つ一つにスラーが付いてるつもりで、終わりをきれいに、こんなふうに・・・」ああ、まるでタッチが違う。力強い。別の楽器みたい・・。やっぱりレッスンていいなあ～。「悲愴もね、ベートーベンはながーいスラーをたくさん書いているの、ほら。この長いスラーの間、絶対ブレスしない、って気持ちで、つないで・・・ここから盛り上げて、2小節でPからffまでわぁっとクレッシェンド、頂点の音にはすぐ入らなくてもいい、一瞬空気を入れるように間をおいて、力強く！そして力を抜いて転げ落ちるように・・・・そう、和音はすべての指を同時に鳴らし、同時に終わるように・・」いいレッスンでした。とても満足です。やっぱり、けじめをつけるため、月に一度の定期レッスンにすることにしました。がんばろーっと！帰って家で弾いてたら、ボンが「おかあさんて・・割とピアノうまいね。」と言ってくれました。ありがとよ。もう一年以上悲愴聞かしてるけど、そんなこと言われたんは初めてやデ。

  2007年11月29日

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• 発表会雑感

  この教室でピアノを習い始めて約3年。発表会を4回見ていろんな子どもたちの成長を感じる。1年生ですごーい、うまーい！と感動させてもらった子達、3年でやめていたりする。5年で天才じゃないか！？と思わせてくれた子が6年で大幅ダウンしたかと思ったら今年復活して見事な演奏。聞けば中学受験してたらしい。ナットク。平々凡々・・といった演奏を毎年していた子が、今年になって素晴らしい演奏を見せてくれていたり。高学年まで続けているということは、やはり好きだからこそなんだろう。もう、どないもこないもならん、音の高低もわからんのじゃないか？とレッスン見学してて思った子。三年間カタツムリの歩みだったのに、今年は羽ばたいている。学年相当の曲をきれいにこなしている。先生も本人も親も、あきらめなかったんやね。よかった！明らかに指のふにゃふにゃな兄妹がいる。キーボードで練習してるんだろうか？しかし、電子ピアノで練習してるはずのあの子も、あの子も、感性豊かな見事な演奏だった。生ピアノでなければ上達しない、というわけではないのだ。しかし何より一番驚いたのは、先日中学ブラバンの定演で卒団したばかりの中三受験生が愛の夢を見事に弾いてたことだった。やるな～。さて花ちゃんとボンはこれからも続けてくれるんだろうか。「辞めるという選択肢はウチには無いねん！」というスタンスでやってきたが、それもいつまでも続けられない。本人たちがピアノを音楽を好きになって、亀の歩みでもいいから弾き続けてくれることだけを願っている。私は、悲愴三楽章が何とか形になってきて、ショパンのワルツホ短調遺作が弾きたくなってきた・・。ショパンで弾きたい!と思ったのは初めてだ。譜面づらはなんとかなりそうだが、和音の巾が広い。届くのだろうか。1年半に一曲くらいのペースだが、ぼちぼちと弾き続ける。 

  2007年11月20日

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• 発表会。これも人生ね。ふっ・・

  ようやく、やっとこさ、なんとか発表会の日を迎えることができた。あの暑く熱く激しい夏のバトルを乗り越え、無事にこの日にたどり着けたのは奇跡のようだ。ボンはここ一ヶ月「毎日5回」の練習を欠かさず、100回練習した！と言った頃にはぐっと安定感が増して大きなハズレはしなくなってきた。時折すごく鋭い演奏をしてくれてぞくぞくっとすることもある。北の国の魔女がふっと見える。盛大にほめてやり、自信もつけ、「ボン、ピアノやっぱりやめない♪」と言うまでになった。対する花ちゃん。ずっと前から安定感はあったはずなのだが、2週間前になってもきちんと暗譜が出来ていないことが発覚。毎回違う所をまちがえる。繰り返しを飛ばす。違うフレーズに入りかけて止まる・・・。おいっ！一回もまともに弾けないじゃないか！しかし本人に危機感無し。ギャイギャイ言ってせめて毎日三回弾いてくれと強制する。ボンは安定、花は成功率50％っていう予想外の展開で当日を迎える。花ちゃんのドレスは隣の家のお嬢さんに以前ネットで買う手伝いをしたやつを安く買わせてもらって、ブカブカなのをロングに着せている。なんとボタンを外さなくても頭からスッポリ脱ぎ着が出来るのだ。けちな母を許してくれ。でも来年もこれ着てね。さあ行こうという時間、ボンは最後の確認練習をし始めた。おやおや・・慎重じゃない。一回つまずくと最初に戻って弾く。また戻る。また・・。最後でつまずいてまた戻る・・。おーい、このままじゃ会場に行けないよっ！有難い事に10回目位に通って,家を出られた。ナーバスになってるのか？会場ではもう発表会が始まってた。小さい子が多いから曲も短くずんずん進む。評判が評判を呼んでるのか、毎年10人位増えてる感じがする。1時間はあると思ったのだが、40ふん位でボンの番になった。さて・・ボンの運命やいかに・・・！？

  2007年11月19日

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• 嵐のようなピアノレッスン

  ボン。今年三回目のピアノ発表会を１１月に控えている。何度か書いたけど、ボンたちの先生はとても細かい指導をされる。特に発表会曲は７月頃からずーっとかかりっきりで細かく細かく指導される。去年も途中キレて大変だったけど、今年はまた波乱続きだった。２ページと短いけど緊張感あふれるかっこいい曲。男の子にぴったり、きちんと弾けば実力以上にうまく聞こえるに違いないいい曲をもらった。だけど臨時記号が多くて譜読み段階で早くもキレてしまった。「もうやめる！やめる！！　　やめた！」とまで言って泣いて暴れ、レッスン中は態度最悪、他のレッスン生にも迷惑をかけ、私もどよ～んと落ち込み、ここまでしてボンのピアノを引っ張る意味はあるんだろうか・・・とあきらめそうになった。先生にも相談し、色々対策も打ってもらい、譜面が最後まで通るようになったあたりから「やめる」とは言わなくなった。お説教されてもまったく日本語リカイデキマセン状態だと分かったので、ひたすら弾かせるレッスンになり、本人的にも充実したレッスンになってきた。（先生は言いたいことはヤマほどあったでしょうが）そして今日のレッスン、全体を暗譜してきちんと弾いた。まあまあの出来。そこで先生は速度を10アップして弾かせ、またさらに10アップして弾かせた。アップして最初は片手ずつ、そして両手で。最後の♪＝160の緊迫感あふれる演奏、ボンはとても集中して弾ききった。まだまだ荒削りだけど、峠を越えたと思った。いつもポカーンと開いてる口がきりっと結ばれて懸命に弾いていた。よかった。ここまであきらめないで来れて本当によかった。この子が一つ成長するためには、これくらいの嵐をかいくぐって、親も子ももうダメ・・と思うほどの所を通らないといけないんだ・・と思った。なんてしんどい子だろう・・。でも投げないで、一緒にいってやらんといかんのだ。母親は私しかいないんだから。「発表会終わったらピアノどうしよーかな～」とボンは言う。辞めるを連呼したことを忘れたわけではない。いつでも噴火するかもしれない。私も正直、来年発表会でる元気があるか、自信はない。ほかにも注意したらすぐキイィィと怒って舌打ちしたりとか、腹筋がまるきり弱くて食卓ですぐ膝が上がってくるとか、一回も腹筋運動できないとか、どうせ自分なんてナニやってもダメだという劣等感がつきはじめてるとか、挙げればきりないくらい問題あるんだけど、きっと、きっと彼も分別のつく自立した青年になる日が来るのだと信じて、あきらめないでいたい。

  2007年09月28日

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• なんなのだ？

  ボンのピアノは最近順調。バイエルも90番台に入り、一山越えて音もきれいになりふよみも早くなった。一週でマルのことも多くなり、しめしめとほくそえんでいたのだ。今日バイエル90番練習してて「もうカンタンだよ。3回ひくからね」とちゃらちゃら弾き、「明日練習できないかもしれないし（あそぶから）あさってから6時間授業でピアノの前にれんしゅうできへんから、あと三回ひく。まちがってるとこあったら教えて」なんて殊勝なの！「ここの息継ぎと、ここのおとドーやのにドミーの和音になってる。これだけ」4回目、5回目、6回目機嫌よく、「あーいきつぎ忘れんかったのに、和音忘れた」とかやってて、何回目か、間違えて「・・・うまく、ひかれへん！ぜったい！ぜったい！ごうかくでけへん！！」床にうつぶせて涙を流し始め「ピアノ辞める！ぜったい！やめる！」＠＠＠＠＠＠＠なんなんだ？この男？（つづく）

  2007年04月11日

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• やりたいと言ってから

  ピアノの記事のコメントに、ヤマハのグループレッスンを軽く見るような書き方をしたので補足。（ご近所にヤマハ通いの子が多いので、それを見てての私なりの考えです）ほっとんどの子はグループレッスンで上手くなりません。でも楽しい。イヤイヤやってる子は少ないでしょう。ピアノは孤独な作業やから、アンサンブルの楽しみはとても魅力的です。きっと広い意味の音楽性もつくんじゃないかと思います。ただし月謝は高い。個人レッスンは値崩れしてて5000円前後がほとんどですが、ヤマハは年数にしたがって8000円9000円と上がっていくようです。で、個人の子と比べたら、5年も習ってるのにこんな曲～！？っていう進度になるので、「ピアノが」上手くなりたい人にはもったいないです。ところがどっこいな事例を身近に見てしまった。ウチの上の階のお嬢さん。長年ヤマハに通い、時々雑なブルグミュラーをストレス解消！とばかりに弾いてました。それが高学年になり急にピアノに目覚め、親にせがんでアコースティックピアノを買ってもらいました。喜んで毎日毎日好きな曲を弾いていて、いいなあ～、あんなに好きならシアワセやな～と聞いてました。しかし失礼ながら基礎がないし、今までが電子ピアノだったんでやはり雑。そのうちにきちんとハノンの練習が聞こえてきて、みるみるうちに音の粒がそろい美しくなってきました。おおっ！やるな！そこのお母さんは、何事も本人がやると言ってからしかやらせない方針。他人と比べてウチも塾にいかな～とか、そういう揺らぎを感じさせない方です。結局ピアノは中高生時代にどれだけ弾いたかで伸びが決まると、音大に行った人に聞いたことがあるんで、本当に好きになって、自分でドンドン弾くエネルギーができた時が中高時代ならほんとうに最高のタイミングでしょう。私にはなかなか真似できないですが、賢いお母さんだと思いました。花ちゃんは今日も寝てます。だいぶん落ち着いてきて、本を読んでゴロゴロしてますわ。

  2007年02月26日

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• こどものピアノ　その後

  ランママさんが子供のピアノのことを調べてるらしいので、現状をちょっとご報告。花ちゃん、習い始めて4年。今の先生に代わって二年半。ようやく芽が出てきました。現在ブルグミュラー中盤、ピアノのABC中盤、こどものバッハ、始めたばかり、スケールとアルペジオ　ハ、ト、ニ、イ長調と進んで、かなり慣れてきた。何が芽が出たって、あの激しいバトルやらんでも自分でほとんど楽譜読んで曲にすることができるようになって来ました。今までが花ちゃんの乗ったリヤカーをグイグイ引っ張り上げる坂道としたら、今は非力ながら自分で引っ張るリヤカーを時々押してやる程度です。でも新曲の弾き始めはぐいっと押してやらんとあかんけど。そして、かなり感情表現も美しくできるようになりました！昨秋の発表会で短いソナチネをこれでもか、これでもか、としつこく細かく指導され、他の教本一切止まった状態はどうなんだろ・・と思ったけど、本番でノーミスで美しく弾けて一皮むけました。以後、ブルグは曲にするまでの時間がかなり短縮されました。それに音がきれいになったみたい。4冊かかえてるのはちょっと大変みたいだけど、ガンバレ花ちゃん。それから、メロディーにコードが付いただけの知ってる曲をコード探りながら弾けるようになってきました。もうすこしこなれたら、日曜学校の伴奏も夢じゃないとこまできました。ボン、現在二年半。バイエル85番、バスティン　ピアノの二巻中盤ボンは発表会大変でした。「紡ぎ歌」をもらい、これがなっかなか弾けない。切れて泣いて暴言はいて、連弾も予定にあったのにできなくなって、もう大変な8月9月。当然11月始めの発表会まで他の教本一切止まってました。本番・・これがまた一番の出来でびっくり。本番つよいわ～！バイエルに戻ると、彼はヘ音記号の楽譜の読み方キッパリ忘れてました。ひぇ～。2,3曲弾いて思い出しましたが、その間また別のバトルが・・今バイエルで一番辞める子の多いと言われる80番台ですが、これがなんだか意外に順調です。やはりボンは音階に強い。勝手に全部の音階を探り弾きして遊んでるし。83番の腕の交差にピピっとくるものがあったらしく、以後結構機嫌よく「カッコイイ曲」と思ってやってるようです。オネエチャンと同じく、日曜学校の曲をコード伴奏で弾こうとしてます。いやあ・・ここまで来れてほんとによかった！

  2007年02月25日

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• いまだにアラベスク一番

  　そんなこんな忙しい日々の中、中断しつつもピアノを弾いています。アラベスク第一番はずいぶん形になってきました。前はいつ書いたっけ・・？と探してみたら一月！！もう半年も経っているのか。アラベスク弾き始めてから８ヶ月かあ・・・４０歳を過ぎると覚えた曲も抜けるのが速い。すぐに指が回らなくなる。毎日１０分でも弾いていると維持できるのだけど。ようやっと重い腰を上げて先生に見てもらおうと速度を上げ始めた。そしたらお互い急用が入って三週も延びて、その間結構弾いてたから結構サマになってきた。うちのアップライトとは違って先生とこのグランドは指が軽くかるく転がるような音が出る。泡立つ気泡のような、ぼうとした霧の中にさす光のような、ドビュッシーの美しさに、すこおし手が届きそうな気がした。やっぱり、ピアノっていいよなあ・・むせび泣くようなインベンション２番もついでに見てもらった。先生にもまあまあ誉めてもらい、またがんばろうという気になったのだ。しかし・・実はこの大事な二曲の楽譜がどっかに行ってしまっている。ずっと暗譜で弾いてるうちに出てこなくなってしまった。（私は基本的に暗譜しないと弾けないので・・）先生にコピーしてもらったヘンレ版とかの楽譜なのに～。ああ～そんな状態で見てもらおうっていう太い態度を許してくださいな～！子どもたちは秋の発表会に向けて曲をもらった。花ちゃんはかんたんなソナチネ、ボンは「紡ぎ歌」。だんだん練習量が減ってるような気がする２人・・まだまだこれからやで！がんばってや。

  2006年07月04日

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• アラベスク1番

  ドビュッシーのアラベスク第一番を練習し始めて、もうそろそろ二ヶ月。ようやっと譜面も読み終わって、そろそろ見てもらおうと思ったら、ボンの風邪やら向こうのお子さんの風邪やら先生自身の風邪やらで延び延びになってしまった。ようやっと今日見てもらうことが出来た。何回もレッスン日が延びたお陰で、何度も直前練習を積むこととなり、意外と早く全体を通して弾けるようになった。元々半年計画だったので、やるじゃん私・・とひそかに自己満足に浸って、美しい幻想的な和音を楽しんでいた。かなり有名な曲を練習するのは気恥ずかしいが、初めて弾く印象派の音楽は本当に、本当にどこまで行っても美しくて飽きない。明るい海の底のゆらめく海藻・・差し込む日光にきらりと光る砂・・そんなイメージを描きつつ練習していた。さてさて、見ていただくと、色々初歩的に間違ってるところが出てくる。音の間違い、タイのつけ忘れからはじまり、左右の受け渡し、声部の表現の仕方やら、みちっと教えてもらった。最後にペダルの踏み方。私はペダルが苦手だ。（だからペダルいらないバッハ大好き）しかしアラベスク1番でペダルなしと言うわけにはいかない。さわりのところの踏み替えを教えてもらい、時間になる。「あのね、一回○○さんのアラベスク、聞かせてくれる？」とお願いした。「え～、練習してないのに恥ずかしいけど、じゃあ」と弾いてくれた。それは・・・ゆらゆらした海の底なんかじゃなくって、めくるめく波の渦の華麗な饗宴であった・・・もう、ほんとうに、ぜんっぜん、違う曲だった。あまりの違いとその現代的な美しさに、ほとんど涙が出そうな思いだった。「ごめん～、速く弾きすぎたわ～」「・・・いや、すごいね・・圧倒されたわ。私、最初にこれ聞かんといてよかったわ」「え、なんで？」「こんなん、絶対私無理、ってあきらめてたと思う。」「そんな～、らんどくさん、弾けるで、らんどくさんのドビュッシーはまた違うと思うで」「そやけど、こんな速いの？」「う・・ん、速さはピアニストによってかなり違うけど、でも雰囲気はだいたいこんな感じ」さらっと言ってくれるやんか・・絶対、あのレベルには届かんとおもうけど、締め切りはないのだから、弾きこんで近づきたいと思う。手の届かないところにある素晴らしい到達点を、妥協なく遠慮なく示してくれる、このピアノ先生友達がいることが、本当に嬉しい。

  2006年01月24日

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• 「花ちゃん雑！」

  今日はピアノの日ボンバイエル６２番合格。６３番宿題バスティン２曲合格。前回風邪で仕上がりが悪くて宿題少なかったがまた４曲宿題になる。花ちゃんハノン　合格　次へバーナム　アルペジオを三連符で弾く　合格ここまではすーっと終わったのだが・・・ABCのE　予備練習の音階　　これが何回やっても指を間違い、つっかえて降りて来れない。　　スピードを落として何度も何度もやらせる。　「花ちゃん、最初っから１２０とかで弾くのは遠回りよ！７５位でゆっくりゆっくり弾いた方がずっと美しいの！早くてつっかえるのは聞いてられない、うるさいの！」多分これだけで２０分はやってたかも。すこーし涙ぐむ花ちゃん。というかぷーっとふくれているのか・・ABCのEの曲　とりあえず出来てはいた、と思っていたが、　「アーティキュレーションがちゃんとついてない。どこでフレーズが切れるの？アクセントもつけないと、のぺーっとするでしょ。」ということでABCはどちらも来週へ持ち越し。ブルグミュラー　牧歌　　これは合格すると私は思っていた。しかし・・・　「これは８分の６の曲なの。だから大きく２拍子で取らないと、リズム感が出ない。ほら、タララ-タララ～」先生が指揮を振りながら何回も弾かされる。　「音を並べてるだけなら音楽じゃないの。だけど、あまりにもテンポが崩れるのも見苦しい。メトロノームに良く合わせて、崩れなくなったらメトロノームを外して音楽の波を感じながら弾く！」この子にそこまで高度なことを求めても～　という気もするが、３０分ほどもオーバーしてレッスンは終わった。牧歌も次週持ち越し。「どの曲もそうだけど、花ちゃんの練習は雑なの！」ひえーいい、すいません。うーむ、バイエルが終わると、ずいぶん高度なレッスンになってくるなあ。「私は重箱のスミをつつくよ！」とおっしゃってたが、とりあえずマルにするよりずっと先生にとってしんどいレッスンだと思う。花ちゃんにそれだけの力があると見込んでくださってると思うとあり難い。終わったらワンちゃんとふざけたり、すっかり幼児モードで遊ぶ二人。先生も優しい。緩急を良く心得てはる。ふと先生が真顔になって「私もいつも悩むんですよ。演奏技術をつけることに重点を置けばいいのか、伴奏づけとかコードとかをもっと教えてやればいいのか・・」「私はどっちも教えてもらってませんでした！」と間髪いれず答えてしまったね。(笑）「せめて演奏技術でもあれば何とかなったのにと思います。伴奏づけとかは、あとで自分でなんとかできるようになったから・・」「そうね～　演奏技術は結局自分で孤独にしつこくやるしかないからねえ。つらい作業だからね～」音楽の道は遠くけわしいのだ～。先生がどのへんまでいけると考えてくれてはるのか、そろそろわからん領域にきてるが、３年生とかのわけわからんうちに、自分の演奏の合格点を高くしていって欲しいと思う。・・そうなんだよねえ。花ちゃんハッキリ言って、今日の先生の説教わかってたん？ほとんどの曲が持ち越しで、実は「今週ラク、ラッキー」とか思ってない？先生が求めるレベルに持っていくにはどんな練習したらいいか、ホンマにわかってるん？

  2006年01月20日

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• 新しいテキストはバスティン

  久々に子供のピアノの話。何週分かまとめて。花ちゃん。・ピアノのABCのD終わる。牧歌風の簡単そうな曲だけど、先生の合格ラインは高い。右手一本のアーティキュレーションを確実に。左は和音だから右を浮き立たせるように弱く、しかし出ない音のないように。三拍子を意識して。結局三週かかりました。・ブルグミュラー「牧歌」曲をもらう時、冒頭の４小節を弾いて、「この曲はね、ここで決まるの。こういう風に弾くと（棒弾き）ホラ、音もテンポも全部あってる、でも音楽じゃない。これは、アンダンテ・カンタービレなの。歌って弾くの。」翌週、花はなんとか両手でよろよろ弾くまで仕上げた。「花ちゃん、どんなテンポで練習してたの！速さがバラバラ！もっとゆっくり！」ということで今週も継続中。ハノンとバーナム2は一週で上がるようになってきた。ボン・バイエル６１番。あの有名な「ラドミード　ラードーラ」だ。ここまできたら、ああピアノ弾けるようになったんだなあと感慨にむせぶ。右と左のメロディをごっちゃにしがちだったが、きちんと弾けるようになってマル。次の６２番に入る。「ドレミファソ　ドレミファソ」と左右ともオクターブ飛ぶ曲で、難しいといって右しか弾かない。片手やったらめちゃ易しい曲やで。・メトードローズ幼児用上巻　終了！最後の曲は「ほら人形が踊る」気に入って何度も弾いていた。終わってみて、メトードローズってすごく考えて作ってある教材で、確実に進歩できるなあって思った。バイエルとメトード両方やるなんてホンマにガチガチクラシック路線やと思ったが、先生はこのテキスト使うのはこれを教えるため、とハッキリした位置づけを持ってはる。安心できる。そして新テキストは「バスティン　ピアノ　ベーシックス1」まさかこの超カッチリ路線の先生からバスティンが出てくるとは思わなかった。勉強してはるなあ・・レベルとしてはバイエル２０番くらいまで戻る感じなんだけど、臨時記号がドンドン出てきて、不思議な和音を響かせる。カラフルで弾きやすくて面白いテキスト。簡単なので一気に４曲宿題になるが、全く苦にならない。バスティンで進んだら、自然に全調弾くことになるし、臨時記号の多い譜面も平気になるらしい。楽しみにしよう。

  2006年01月10日

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• アラベスクとアラベスク

  ピアノのレッスン日。ボン相変わらず来たとたん楽譜も出さずに勝手に弾く・・・メトードローズ合格　次は「木彫りの小さい兵隊」難しい4小節だけ3-5回取り出し練習するよう指示。・バイエル56合格　次は57番。「ボンちゃんは、もう一曲できると思うわ」と58番も。　聴音やっておしまい。最近金曜は私たちが最終なのでゆっくり見てもらえる。花ちゃん・ハノン　指をバタバタさせない！・バーナム　合格　次の曲は簡単よって。・ＡＢＣ　練習Ｃ　音階を速度130ができるまで何度も弾かせる。合格。　　　　　曲　「右手をしっかり練習した？メトロノームに合わせた？　　　　　フレージングが違う！だめ、それは非音楽的。　　　　　音を鳴らすんじゃなくってメロディを鳴らすの。　　　　　三拍子に乗るの。そうそう。」とみっちり直される。・ブルグミュラ　素直な心　合格。　次はあこがれのアラベスクだ！聴音。4/4の四分音符系の聴音はほとんど問題なく書き取れるようだ。ついでに私の今週の練習。あまり時間がなかったが、スキマ時間にインベンションを弾けるやつ全部弾く。2番がほぼ弾けるようになった。とても「歌って」弾いてしまう。インベンション的にはどうなんかなあ？でも気持ちいいのだ。続いてフランス組曲5番のジーグばっかり弾く。これは弾けば弾くほどスピードが出てきて気持ちよいが弾かないとがくっと落ちる。「調子の良い鍛冶屋」しばらく弾かないと全然あかんやないか～（泣）そして久々の大曲挑戦で、ドビュッシーのアラベスク1番譜読み中。2番が好きなんだが難しそうで1番にした。でも音をひらってるとこれはハマりそう。すこし民俗的な？響きの和音がたまらなく好きだ。あまりに有名な曲なので、これからご近所にヘタッピ丸分かりの練習状態をさらすのは気が重いが、7月までにはできるだろう。7月には恒例の隣町のスタインウエイ開放イベントに申し込んで内輪の発表会をやるのだ。次回もできたら4回目。それを励みにがんばろう♪

  2005年12月02日

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• 素直な心

  子供の週間ピアノ日記を書こうと思う。これなら、ネタに困ることはないし記録にもなるし、考えなくても書けるしね。長期サボリ予防。金曜はピアノの日。レッスンはボンから。・バイエル54,55番。合格・メトードローズ　ニ長調（といってもファ＃しか出てこない）の初出。　両手ユニゾン。いちおーオマケ合格。宿題は、バイエル５６番とメトードローズニ長調の練習曲。メトードローズもあと６ページで終わる。先生は新曲はすべてその場で右手で弾かせ、左手で弾かせ、両手で弾かせてから渡す。親はメチャクチャ楽だ。ありがたや～。ボンは器用に両手奏までこなすが、「むずかしい～かたてでいい～」と言って宿題は片手にしてもらった。しかし日曜現在もう両手で弾いている。意外なボンの一面。花ちゃん。・ハノン1-20まで一通り終わってまた１に戻り、リズム変奏二種。合格。　次は２番だが、１つの変奏を二回連続弾くよう言われる。・バーナムテクニック二巻。グループ3の3.弾き方が全然違う、円弧を描くように、とやり直し。・ピアノの練習ＡＢＣの２番。三週目にして合格。３番が宿題。・ブルグミュラー１番「素直な心」これがえらく気に入って、珍しく何度も弾いていた。こまかいスラーや強弱を直される。速度指定される。「これはね～、メトロノームに合わすと音楽的につまんないんだけど」と模範奏。おー、先生もバイエル卒業したら、正確さ一辺倒じゃないのね。「こうゆうふうに揺れるときれいだけど、ま、来週はメトロノームに合わせてやってきなさい」バイエル卒業したら、新曲も先生の前で初見奏はナシになる。譜読みの苦手な花ちゃんは、ハノンの２番で四苦八苦。二回目だろ～。土曜日は一日中寝てたので、子供の宿題もピアノもまともに見れていない。今週は花ちゃんのピアノ、キビシイかも・・

  2005年11月25日

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  ついに本番

  今日は発表会。朝からザーザー雨降りだ。ボンはひどい声で起きてきたが元気。やれやれ。日曜日は我が家は教会に行くので非常に忙しい。ここのピアノ教室は土曜か祝日発表会だったので選んだのもあったのだが、中学生の部活に重なるとかで昨年から日曜になってしまった。子どもたちを起こし、ご飯を食べさせ、弱音ペダルを踏んで一通り練習。９時からの日曜学校に連れて行き、私もピアノ弾きをする。１０時半から礼拝。ボンがやはりぐだぐだ言っている。大丈夫か？お昼ごはんも頂かず、教会を後にする。最近日曜午後に予定を入れることが少なかったので、ものすごくあわただし感がある。礼拝の恵みもどこへやらだ。昼ごはんにコンビニおにぎりなどかじらせ、もう一回家で練習。花ちゃんはワンピースに着替えて、いざ出陣だ。隣町のホールへ１時までに入らねばならない。なんとか間に合って、やーれやれ。今年から直前に少しピアノに触らせてもらえることになったらしい。ピアノは憧れのスタインウエイ様！このホールのフェスタに私も出演して弾いたことがあるが、音は大変美しいものの鍵盤軽すぎて弾きにくかった。ボンたちはどうだろう。とかなんとか言ってるうちに開園５分前だ。子どもたちは？誰も席についてへん。ロビーに見に行くとドレスを来た低学年の子どもたち１０人位で花いちもんめの真っ最中。同じ学校の子が多くて何年もやってる仲良し同士なんで、盛り上がっている。はよ中に入りーやー。４番までの子は楽屋やで～ボンは「あ、ボンはもう行かなくちゃ」とイソイソ楽屋へ向かう。緊張しなくてよかった。ボンは４番目。緊張した面持ちで礼をする。でも練習どおりだ。インデアンの踊り・・外さず弾ききった。ホッ。アンダンテ・・一瞬迷って音が遅れる・・ドキッ・・しかし大きなミスなく終わった。あ～よかった！ボンのクラスの子が何人か弾く。みんなよくまとまっている。先生は「等速感」に非常にうるさい。最初っからメトロノームにあわさせる。初歩の曲でも速さが揺れないだけで、かなり上手に聞こえるものだ。選曲は「誕生日行進曲」「小さな謝肉祭」みたいな大昔から定番の曲が多いのだが、ちょっとしたスタカートのつけ方でスマートにまとまるものだなあって、感心する。理科教室の常連くんが弾く。男の子が３年生から自分でしたいと始めるって珍しい。今４年でバイエルの進みはボンより遅いのだが、歌心がある。音がきれいだ。かなり背伸びの選曲だったが、がんばっていた。拍手。さて、ついに花ちゃん。花模様のドレスが良く似合う。来てくれた母に「ネットで４３００円」と言ったら「ヒトケタ上かと思った。髪も可愛くカチューシャして、ええわ～」とほめられた。カチューシャは近所のショッピングセンターで６３０円、靴は先日のオークションでゲットした上質の皮靴。今回の衣装は大当たり。最初のテーマ・・ＯＫ、次のテーマ、よし、いつも繰り返しを飛ばすところ、ＯＫ、最後、最後でこけるなよ～ヨシ！！カンペキだ！ダンナと手を取り合って喜ぶ。やった～、やった～。（まるで体育系の演技の出場のようね）あー肩の荷が下りた。よかった。前の先生の発表会で大きくこけたからなあ。「成功体験」をもたせてやりたかったのよ。さすがに「駆け抜けるような軽やかさ」は出なかったけど、すべてのポイントクリアでゴール、と言う感じ。文句はない。見に来てくれたピアノ先生の友人やピアノ仲間のお母さんも、丁寧で音もきれいだったとほめてくれた。よかった。安心して高学年の演奏を聴く。ピアノ仲間の娘が５年で出ている。・・本当に上手くなった。この子もヤマハからここに替わって、最初は音もへなへなで譜読みも遅かったのに、良くここまで来たものだ。ノーチェックだった子がすごく上手くなっているのにも驚く。親は弾けないし働いてるので見てやれない子だ。ソナチネだが本当に美しくまとめてきた。ただ譜面どおり速く弾いてた私とは大違い、テレビの「スーパーピアノレッスン」で見たような繊細さだ（ほめすぎ？）。他にも今回は大曲挑戦の子が何人かいて聞きごたえがあった。花も５年になったらあの位ひいてくれるだろうか。ボンも・・楽しみだなあ。

  2005年11月06日

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• 発表会前日に風邪引き・・

  さてさて、長いこと発表会ネタで引っぱってきたが、ついに本番前日と相成りました。しかしボンは金曜夜から咳と発熱！どうする！？快晴の土曜日、花ちゃんは電車で教会の児童合唱団へ、ボンは近所の薬が良く効くので有名なお医者さんへ。ここのお医者さんにはボンは本当にお世話になってる。３歳頃は夜中に電話したり、肺炎で入院を厳命されたり、毎月二回は行っていたような。手術のことも、このお医者さんが強く勧めてくださって、あっちこっちの病院を巡るのに嫌な顔一つしないで紹介状を書いてくれたのだ。手術後ボンはめったに風邪を引かなくなり、（なんと年長は皆勤だ）こちらのお医者さんにかかるのも半年振りぐらいか？診察券を出しに行くとすでに２５人待ち。こりゃお昼になる。ボンはなんとなく元気になってしまった。もったいないが明日が明日なので診察に行く。「せんせい、なんていいはるかな～」「そやな、おー、喉がまっ赤っかや、完全に風邪の症状やな、今はやっているから、このキレのいい薬、のんどきなさい、っていいはるで」そしたら、その通ーり言いはるので笑えた。昼から花ちゃんが、図書館に行って本を探す宿題がある、と言うので行った。私が郵便局の用を済ませて花の様子を見に行くと、座り込んで読みふけっている。「花ちゃーん、宿題の本探しは？」「あ、そうやった」将来なりたいものについての本を探すらしい。先日、「おかあさーん、花ちゃんの将来の夢って何？」と聞くのでコケた。「それは花ちゃんが自分でさがすんやろ」「そっか～」でもしばらくして、「おかーさん、せめてヒント」ってあんたの将来私が決めてよろしいのか？花ちゃんが、いかにも最初に目に付いた本で決めた、といった風に選んだのが「花屋すし屋お菓子屋さん～販売の仕事～」って本だった。悪いがアンタには向かないと思うよ。中身を見たら、フランスで修行とか、開店までの資金計画とか、かなり具体的な本だった。ちゃんとよんどきや。その本をほとんど見もせず、再び児童書に熱中する花ちゃん。これがまた、くっだらない(失礼）「ぞくぞく村の妖精レロレロ」なんて本だ（実名よっ！）。「大草原の小さな家」シリーズ全部読む力があるのに、なんでこんなんばっかり選ぶかなあ。貸し出しが１０冊までになっていたので、子どもの選んだ本の他に私の好みで５冊ほど借りる。あんまりごついの借りると押し付けてるようだから軽めでイラストもあるやつ・・椋鳩十とセロ弾きのゴーシュなど。帰ったら寝転んで全部読んでしまった。こんなんやったら「こそあどの森」とや｢ぽっぺん先生」とかにすりゃよかった。ピアノはかなり安定してきている。多分大きくこけることはないだろうが・・明日と思うと親の方が緊張してくる。

  2005年11月05日

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• 発表会までカウントダウン

  次の日曜は発表会だ。花ちゃんの服はずーっと前、ネットショップのバーゲンで買ってある。靴は・・上履用のバレーシューズにリボンやビーズをつけて履かせれば、あら可愛い白い靴。ペダルも滑らなくてGOOD！ボンの服も、ずーっと前に青山でダンナが背広を買ったときオマケのように買えたのがある。ボンにそのカッターとズボンとサスペンダーとネクタイを着せて弾かせた。うん上出来。このぐらい予行していても、ボンは爆弾だから、本番で泣き出して弾かなかったり、間違えて「も一回弾く」とごねたりしかねない。なんとか普通に舞台に立ってくれ。昨日の話。花ちゃんが練習している。この一週間でほんとうにうまくなった。リタルダンドも、「遅くしろと言われたから遅くしてます。悪い？」って感じだったのに、花ちゃんが確かに歌って弾いている。音を外すところも、ザツいところもある。テンポもドンドン速くなってもどってこれなかったりする。（先々週は先生に、雑！どんな練習してたの！って怒られたもんなあ）でも彼女のどきどき・わくわく・楽しんで弾いている気持ちが伝わってくる。細い脚の鹿が駆け抜けるようにスピードアップする快感。心で歌っている歌が聞こえた、と思った。もうこれで、発表会で大コケしてもいい。この音楽が聴けてよかった、先生を替わらせて、毎日毎日ぎゃんぎゃん言って弾かせた甲斐があった、と思った。ダンナに言ったら、「その状態、録音しとけよー」と言われた。今日の話。練習してたら・・まるきり精彩を欠いている。あらま。間違えはしない。テンポもリズムもおかしくはないのだけれど、歌っていない。結構この曲って弾き手の心が映りやすいんだ。こわ～。昨日の感動はどこへやら、またぎゃんぎゃん言ってる私だった。花ちゃんの秋冬服をどうしよう・・と探していたら、Yのオークションで合いそうな数点組みのセットを見つけてしまった♪出品者に無理を言って早期終了させ、発送してもらった。黒い革靴がついている。これを発表会で履かせようっと♪これでこの冬は大丈夫。あ～私ってどこまで行っても貧乏性。いい服一着分で冬用のセットアップ７点手に入れて大満足。ほ～っほっほ。高笑いしたい気分だわ。東京出身者は高く手に入れたことを自慢し、大阪出身者は安く手に入れたことを自慢するそうだが、まさしくその通りのらんどくしゅふ＠元大阪人でした。

  2005年11月01日

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• １０円効果は続行中

  今日はレッスンだったけど、めったにほめない先生にほめられてしまった。「１０円が・・」とはさすがによう言わなかったけど。ダンナに言ったら「花子の正体見たり～！世の中ゼニや～ってことか？」ゼニやゼニ、ゼニもってきたら弾いたるで！ってか？なんで１０円でこんなに集中できるのかわからんけど、本人もキレイに弾けてほめられたら嬉しいようだ。ピアノに対する気持ちも、少しだけ前向きになったみたい。このまま発表会まで行ってくれよ。「花ちゃん、大きくなったら奏楽者になれるもんなぁ、上手にならないと」「え～難しいやん。ムリ。」と言いながらもまんざらじゃなさそう。そうか、礼拝の奏楽ってのはそれなりに憧れの対象なのね。（冷や汗かきながらやってることは黙っていよう）「そんなことないよ、もし大きくなって誰もピアノ弾ける人がいない教会に行ったら、花子さんお願いしますってなるから」「え、そうなの～」「ホンマや、お母さんもそんなことはいっぱいあった（かなり誇張）」「そういえば、どこかで中学生が奏楽してたなあ。すごく上手かったで。今のお母さんより絶対うまい」「花ちゃんもお母さんより上手くなるもん！」このセリフが大好きな花ちゃん。練習はキライだけど。「中学生でもすごく上手い子はいっぱいいるから、花ちゃんもそうなれるよ。お母さんが高校の時、クラス対抗の合唱コンクールの課題曲はすっごく難しい曲だったけど、１２クラスのどこにもちゃんと弾ける子がいてたよ」これは本当の話。課題曲は「水のいのち」組曲から「川」だった。合唱部がやるような本格的な曲だったと思う。伴奏は難しそうだった。今でも弾けないと思う。二年生の時はオリジナル曲を作って歌うのが課題だった。けっこうどのクラスも気の利いた歌詞に楽しい曲をつけて歌っていたそれも２部とか３部で。作詞作曲なんて簡単に出来ることだろうか・？ブラスバンド部には「校歌 for Concert」のアレンジをしたり編曲に手を出す人もいた。今考えるとすごく不思議だ。なんでそんなんできたんやろ？進学校に進む時、自分も周囲も「あの学校はガリ勉ばっかりして面白ない冷たいところや」というイメージで見ていた。でも面白い人はいっぱいいたし、校則などかなり自由だった。思い出はいつも美しい～　のかもしれないけどね。そういうことを思い出すと、へんくつ花ちゃんなんかはちゃんと勉強して進学校へ行った方が生きやすいのと違うかなあ・・と思ってしまうのだ。なんだか話がそれまくり。

  2005年10月26日

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• 花ちゃん１０円につられる

  またまた発表会曲です。この曲は３つのテーマをそれぞれ２回ずつ繰り返して最初のテーマに戻って終わり。つまりA-A'-B-B'-C-C'-A-A'という構成になってます。単純で分かりやすいと思うんだけど花ちゃんはしょっちゅう　C'を抜かしたり、Cを２回弾いたりしてしまう。今日はCを３回弾いた。「花ちゃーん・・Cのとこ合わせて４回弾いてるよ。なんか部分練習しようと思ったの？」「え、ぜんぜん知らんかったァ～ははは」いつも、全く自分の音を聞いていない風の花ちゃん。非常にのんきだが、本番まで二週間を切っているのである。しかも、しょうむないところで躓いてもろに止まってしまう。５回弾いたら５回とも、どこかで止まるか繰り返しを間違っている。「もう、えーかげんにC'をぬかしたり２回弾いたりというのはナシにせなあかんよ！そうだ。これから止まったり繰り返し間違えたら１０円返してもらうことにするわ」「え～っ！そんなぁ」花ちゃんはお風呂掃除や洗濯物たたみをきちんとこなせたら１回１０円の褒美がもらえるという約束をしている。ボンはまだ一人前にしごとができないのでお小遣い無しだ。「その代わりに、お母さんが合格を上げられるような演奏が出来たら１０円あげるわ。本番で弾いても恥ずかしくないような演奏だったらね。」え～とかそんな～とか言いながらもピアノに向かって弾き始める。おおっ、音がきれいにクリアに出ている。うんうん、まあ細かいミスタッチはあるが、いい感じではないの。最後までしっかり弾ききった。集中力の問題なのね。１０円でこれだけ集中できるとは・・・「やればできるやん、すごいやんか！じゃあ次はもうちょっと強弱つけて弾いてみ」二回目も間違いや止まりなくしっかり弾ききった。あああ～なんか嬉しいような情けないような～２０円を上げると花ちゃんはニコーッと笑ったのだった。

  2005年10月25日

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• ピアノに逃避？

  快晴の一日。明日は理科教室だ。準備準備・・と。こういうときに何故か違うことがしたくなるのだ。高校入試の前日に遠藤周作の王妃マリーアントワネット全三巻を読破してしまって親に呆れ返られた昔から・・ようやくインベンション2番が形になってきた。おさかなの母さんには悪いけど、私はインベンションは毎回感動しながら弾いているんだ。右手を歌い左手を歌うのを忘れず・・なんだか自分の中がすっきり整理されるような感じがする。癒される、というのは少し違うかもしれないけど。ついでにインベンション13番も片手練習だ。これは意外にわかりやすい。1番の次に練習してもいいくらいかも。うーんドラマチック。フランス組曲5番からジーグ。小鳥が呼び交わすようなテーマが大好き。これをうんと速く弾けたらかっこいいのになあ。。ついでにアルマンド。この曲はすっかり指についている。いつでも弾ける。久々に虫干しをしないとシューマンはゆびからスイスイと離れていく。子どもの情景は二年前に「夢」まで弾いて、おきっぱなし。「異国より」は何とか弾けるが「珍しいお話」はちょいとサビがきている。「鬼ごっこ」「大満足」「大事件」うーんサビサビ。私は譜読みがすごく遅い。なぜか絶対音感らしきものがあるので、聞き覚えで弾いてしまっていた部分がある。譜読みをおろそかにしてきたツケは大きく、なかなか新曲は弾けない。大人なので弾きたい曲のMIDIを探してきて覚えるほど聞いてから譜よみにかかるというズルをしているが、シューマンはそれでは弾かせてくれない。かなり苦労して曲にしたのに抜けるのが早い。今日はじっくり練習できる日じゃないのよ。とりあえず虫干し。バルトークの「ルーマニア民俗舞曲」の1と2を弾いておしまい。バルトークもいつまでたっても暗譜できない。私は全部暗譜しないとまともに弾けないので、この曲はいつになっても弾けない。ピアノ先生の友人は私が何でもかんでも暗譜するので感心してくれるんだけど、弾いてる時に楽譜見てる暇がないだけなんだってば。弾ける曲でも楽譜を見ると何のことやら分からないことが多い。どうも指の形を覚えて弾いてるようだ。「ときどき譜面もみてね～」とピアノ先生に注意されてます。ハイ。自分が絶対音感持ってるのかどうか、はっきり分からないけど、ピアノがポンと鳴った時の音は分かる。和音の構成も大体わかる。ただ転調を繰り返すややこしい曲だと半音ずれて聞いていたりするから、全然「絶対」ではないので、こういうのって何なんでしょうね。ダンナは大抵なんでも私より出来る人だが、私がアニメソングなど聴きおぼえで弾くのだけはものすごく感心してくれるので気分がよい。今度ヒビキのテーマを弾いてやろう。メガネを新しくして、ずいぶん慣れてきたけど、玉が小さいと楽譜を見ながら下目で鍵盤をみるとレンズの外になってることに気づいた。やばっ。理科教室、今月はチラシも遅かったし、近くの学校行事とも重なったし、人数が集まるか心配したが、なんとか自分たちの子ども入れずに12人。あーよかった。がんばろうっと。

  2005年10月21日

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• 花ちゃんの描くイメージ

  また発表会曲ネタ。この曲はとってもイキイキしたワクワク感のある曲だ。「楽しいこと、どきどきすることを思い浮かべてごらん、ほら、たとえば・・」と色々言ってきたが、ピンと来ないようで、ただ言われたとおりまっすぐ弾いている花ちゃん。今日、ちょっと出だしがいい感じだったのをほめた。「花ちゃんの世界にようこそ、って感じだったね。さあこの部屋へどうぞ、ってね。シナモンロールがいるみたいな感じかな。」これが彼女の感性にいたくマッチしたらしい。「シナモンちゃんがね、空を飛んでるの！そしてカプチーノとココアが出てきて・・」なんだかキャラクターグッズの世界が展開される。「じゃあ、その絵を思い浮かべながら弾いてごらん。」そしたらまあ、イキイキと弾くじゃないの。きっと彼女の頭にはウサハナやシナモンや星や花が飛び交っているのだろう。ああ幼稚～と思いつつ、サンリオに感謝。イメージの話その2。夜、花ちゃんがポツっと「わたし、一戸建ての家がいいな」と言った。隣の空き地に数十軒の一戸建てが建設中で、同級生の誰かがもうすぐ引っ越してくるらしい。それでか、時々こんなことを言う。「お母さんはこのマンションで十分だから花ちゃん大きくなったら一戸建て買いなさい。家を買うのは冒険やからね～」「なんで？ぼうけんやのん？どういういみ」「だって家は高いのよ。お父さんが一年に働いてもらうお金の何年分もするのよ。そんなお金はないから、借金するでしょう。でも、もしお父さんの会社が、お給料減らします～ってなったらどうする？お父さんが病気になって働けなくなったらどうする？」「うーん・・困る」「ローラのお父さんもプラムクリークでガラス窓の入った家を建てたのに、イナゴの大群が来て畑に何にも取れなくなったでしょ。」何でも引き合いに出す。「ああそうやったねえ」「そしたらお金入って来なくて借金だけ残るでしょ。おうちにお金なくなったら大変よ。ピアノも水泳も英語もやめなあかん。」「ふーん・・」特に深刻ではなさそう。「コラショも三年の科学もやめなあかん。」「それはちょっといや」よしよし。「お家かて引越しせなあかんかも。この辺は家賃も高いし○○駅の辺りに行ってお部屋2つ位のアパートに住んで車も手放して、お母さんも毎日働きに行って花とボンは二人で留守番や」「やっぱり花ちゃんこの家でいい」す～っと行ってしまった。勝った！（って何が？）花ちゃんの「貧乏する」のイメージが明確になっただろうか・・父が幼い頃、電気の消し忘れなどあると「そんな贅沢しとったらコジキするで！何も食べるもんなくなって野垂れ死にや！」と半ば嬉しそうに叫んでいたのを思い出した。父親の血が脈々流れてるわ。花ちゃんがまたやってきて「やちんって何？」と聞いた。やれやれ。

  2005年10月18日

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• 花ちゃん発表会曲を弾く

  夕方、ちょっと用事があってピアノ先生の友人が来た。ちょうどいいので花ちゃんの発表会曲を聞いてもらう。今日はまだ練習してなかったから、う～ん、出来はまあまあ・・かな。ピアノ先生は「う・・ん、よく細かく練習してるねえ・・でも」と言葉を選んでいる。「ちょっと弾いて見るね」そこで弾かれた音楽は、まるきり娘のとは別物であった。同じピアノ。同じ曲とは思えない。理屈をこねるよりも圧倒的に説得力があった。花ちゃんも素直にもう一回弾いてみる。ちょっと曲が生き生きしてきた。「ボンも、ボンのも聞いてえ～！！」勝手にボンも弾き始める。彼はさっき練習したばかりだが、ピアノ先生の前で弾くほうがずっと集中してちゃんと弾いてる。いつもそんな風に弾かんかい。「うわあ、上手やねえ。指の形もしっかりしてるわ。」「ボンの曲も弾いて」ということで先生に無理に弾かす。バイエル５０番程度の曲でもさすがに味付けが違う。「ボンももいっかい弾く～」弾きだしたら、きっちり真似して弾いてるではないか。ボンえらいえらい。ピアノ先生が帰って、花ちゃんに弾かせた。とたんにだれている。さっき聞いた表現が強烈だったので中途半端に真似ようとするが、花の中にあるリズム感がイマイチなので、ただのギクシャクした演奏になる。あ～まいったなあ。ベテラン先生は音のきれいさとか粒ぞろいを重視して、あんまりダイナミクスにはうるさくない。友人はとってもエモーショナルな演奏をする人だ。タイプが違うのに混乱させてしまったかなあ。要するに練習不足なんだよなあ・・・

  2005年10月12日

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• 今日はピアノの日

  　朝から時々ピアノを教えてもらっている友人が来てくれた。久々の・・確か前回は夏休み前だったから3ヶ月ぶりのレッスンだ。よくこんな勝手なレッスン引き受けてくれるものです。感謝感謝。曲はバッハ二声のインベンション２番、１３番。こう書くと、ピアノをあまり知らない人は「なんか高尚そうな曲」と思ってくれるらしい。初級者は「バッハ弾くの～。すごいね～。」中・上級者は「まだインベンションも弾いてなかったの？」とか　「なんで大人になってまでインベンション弾くの？ﾓﾉｽﾞｷﾅ・・」という反応になる。断っておくが、私は高１まで１０年もピアノを習ってたのに、インベンションの存在さえ知らなかったオマヌケだ。インベンションというのは、二声、つまり二本のクラリネットとか二人の歌い手のデュエットを、ピアノで一人で右と左の手でやる、まあ練習曲みたいな位置づけだ。初級の曲はほとんど右がメロディ左がブンチャっチャとかドソミソの伴奏。いきなり左にメロディが来ると、大概の子どもはパニックになり、「バッハなんて大嫌い」になるらしい。幸い（？）そこまで到達しなかった私は、大人になってからバッハの曲を聴いてメチャクチャはまった。最初に弾いたのが、無謀にもフランス組曲５番。７つの小曲から成るが三年がかりでまだ５曲だ。速い曲が好きなのでゆるいのに手が伸びない。このまま終わるかも。そのあとで順序が逆だがインベンションを始め、１番３番８番４番ときて、今に至る。弾きたい曲は山のようにあるけれど、大人はちょっと練習さぼるとすぐに後退するので、いったい残りの人生で何曲弾けるんだろうと気が遠くなる。誰にも人気のショパンだって一曲くらい弾いてみたいけど、優先順位は上がってこない。１曲サマになるまで最低二ヶ月はかかるからなあ～好きな曲しか弾きたくないのよ。「それで弾くのがインベンション？」と呆れられるが、胸を張って「そう！」と言う。なんでこんな単純でこんな美しい音楽ができたんやろな～バッハって理系や！天才や！先生である友人は、音大出ていると思えないほど控えめな方。しかしピアノを前にすると性格変わる。自分でどんなに「カンペキ」と思っても、必ず「ここはこう弾いたら・・」と注意が出る。大人にこれほど真剣にレッスンしてくれる先生がいるだろうか。ありがたい。しかも「らんどくさんのおかげで私もバッハ嫌いやったけど弾きたくなってきたわ」とか言ってくれる。今日はオマケで昔弾いたベートーベンの短いソナタOP49-2を聴いてもらった。中学生か高校生の頃、ただ速く指が動くのが面白くてスポーツのように弾いていた曲。彼女に習ったお陰で音の出し方、フレージング、盛り上げ方など改めて見直して弾いてみたら、昔よりずっと上手く弾けるやん！嬉しがって聞いてもらったら、とても誉めてもらえたよ。(*^_^*)さて、夕方は子どものピアノの日。ベテラン先生の家へ向かう。花ちゃんはここ二週間「毎日１０回弾け～」と責め立てて、６回位は弾いてたので、かなり安定してきた。発表会までまだ１ヶ月あるので、今日ブルグミュラーをもらう。通常のレッスンと平行になった。ボンは・・・もう一月くらい前に「仕上がった」と言われて通常レっスンと平行になっていたのに、雑な練習ばっかりするのですっかり下手になっていた。指の持って行き方から事細かに直されて、注意がいっぱい。たのむから、仕上がってるもの崩さんといてな～たとえ嫌々やってたとしても、私のように４０前から目覚めることもあるだろう、そのとき「えーかげんなピアノ」しか知らんよりも「カチッとした技術」がある方がいいだろう、と今日も「練習しーや」とお尻をたたく私だった。

  2005年10月07日

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• いきなりだが娘を泣かす

  娘を叱って泣かせてしまった。８歳の花ちゃんにしておこう。どうも実名バレバレ状態のようなのでやばいが・・私はピアノが好きだ。それで８歳花ちゃんと７歳のボンにピアノを習わせている。希望も何も聞かなかった。強制なのだ。小学生の間は辞めさすつもりはない。もうすぐ花は３年目、ボンは１年目。近所のすごく指導の上手な先生に替わってから、メキメキとうまくなっ・・・た・・・？？先生の指導はすばらしいとおもう。弾けない子でもどんくさい子でも弾けるようにもって行く、落ちこぼしのない指導。できない所も弾けるまで目の前で１０回でも弾かす厳しさ。私が子供の頃にこんな先生に習いたかったよ。ああそれなのに、花には聞く耳がないのだ。先生のすばらしい指導も８割素通りしてる。ましてや私の注意など「間違えてない！」の一言で通そうとする。彼女は結構器用で、おとなしくて、何でも人並みかそれ以上にできる。超運動音痴夫婦から生まれたのに、なんとウンテイも登り棒もスイスイだ。小さい頃からあまり叱るネタがなかった。弟のボンは叱られてばっかり、よくまあいらんことばっかりしてくれると呆れ返る。それを他人事のように横目で涼しい顔で見てる花ちゃんに、うっすら危うさを感じてはいたが・・注意しても聞く耳を持たない花ちゃん。叱ると横を向いてぷいっとふくれ口もきかない、もっと叱るとただ泣くだけ。「注意されたら、ごめんなさい、人の話は顔を見て聞け、何か一つでもしてもらったらありがとう、それもできんかったら人間としていきていかれへんのや！」他のもろもろの事を引き合いに出して長々説教してしまった。いったいどの位耳に入ったことやら・・・

  2005年09月30日

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