刺身と茶漬け
さて、週末揚げて来たタラ君を開いてみると、若すぎる女の子。未熟な卵と、卵の成長に全て養分を使い果たしてしまったキモが出てきました。「白子のフリット~」「キモの酒蒸し~」と、勝手に盛り上がっていたオイラは、まさに取らぬ狸のナントやら。タラのキモは、美味んぼ には、フォアグラよりうまいと出ていたし、どうしても少し臭みが残るけど、ポン酢+もみじおろしでマジで最高です。昨日となりで釣ってた兄ちゃん(どうやら兵隊さん上がりらしいが、釣りも上手)とタラの食べ方(モチロン白子+キモ)を話して盛り上がってたら、(気味悪がってたかも)「Hej, Do you eat Shushi tonight?」と冗談がきた。ムムッ。確かに刺身は挑戦したことなかった。それ行ってみまひょ。というわけで、生食に挑戦です。(!!生食はリスクがあります。文末参照)とりあえず三枚におろし、一枚は薄く塩をふってペーパーナプキンで包み霧吹きで紙を湿らせる。これはカルパッチョ用だ。タラは、そのままだと結構水がでて、しかも身が緩いため、締めたかったのだ。もう一枚は、お刺身用だが超淡白な味が予想されるので昆布を貼り付けてみることにした。案の定締め効果がでて、バカ包丁で切ったのに角がそれなりに立つ感じ。初日はカルパッチョを堪能し、そして今日はいよいよ昆布締め。そして、鯛茶ならぬ、タラ茶漬けに挑戦。タラは刺身風に切り分け、冷凍あまえびと共に食す。そして、茶漬けの方は、もの凄く昔に食べた竹葉亭の鯛茶(もの凄く美味しかったが、記憶は美化されている気がする)に倣って、ゴマ風味で頂きました。結果は、タラの刺身: 昆布の味と風味がほんのり移り、歯ごたえは鯛に近い上品な味タラ茶漬け: 半煮えになったタラの身とゴマの風味・コクが最高!というわけで、きっとスウェーデン史上こんな風にタラを食ったやついないだろうなという勝手な悦も追加されてご満悦です。刺身(昆布は載せといた)とたら茶 ちなみに、タラ・ニシンなどは以前にも書いたがアニキサス(寄生虫)がつきやすいサカナとの事。ここでは生のお魚が食べられないので、わざわざリスクをとって、それなりの理解の上で生で食ってます。決して、たのぞうの「オススメ」ではないので、ご承知おきください。よろしゅう お頼み申し上げやす?