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テーマ:恋愛について(2607)
カテゴリ:探偵裏話
前回のお話しが、「陽」なら。
今日のお話は「陰」でしょうね。 --------------------------------------------- あの現場は、23時の「静かなマンション」でした。 ええ・・・10年ほど前の話です。 夜のマンションって静かですよね・・・ --------------------------------------------- マンションといえば。 「セキュリティー」 ですが・・・ あんまりセキュリティーが、関係ない所もありますけどね・・ で・・その日は、「調査のクライマックス」でした。 依頼者である、奥さんが「現場に行く」という事でした。 でも・・前回のお話とは全く展開が違います。 「10デシベル」ぐらいの静かさ ---------------------------------------------- 僕は部屋に浮気している旦那さんが、入ったのを確認し。 電話で連絡して、奥さんに来ていただきました。 奥さんが到着。 で・・・なぜか・・・ セキュリティのしっかりしているはずの。 「マンションに堂々と正面から入って」 エレベーターへ 数分後 奥方と私と二人は「旦那さんの密会の巣」の前に「静か」に立っていました。 ----------------------------------------------- (さぁて・・・どうやってドア開けてもらおうかな) と僕は、数秒考え。 ナイスアイディアが浮かびました。 「シンプル イズ ザ ベスト」 そして・・・ 「ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン!」 とドアを叩き 「ガス漏れや!漏れとるで!」 と・・・叫びました。 すると、ややあって。 「ガチャ」とドアが開きました。 すかさず、足をドアに挟み。 そして・・・ドアノブをつかみ。 「ガバッ!」とドアを全開。 ご対面です。 奥さんは、ドアの正面に立っている。 僕はドアの影です。 「し~・・・・・・・・・・・・・・・・ん」 マンションは時計の秒針の動く音が聞こえる程に、静けさを取り戻しました。 数秒あって・・・ 依頼者である奥方は、とても静かな声でこういいました。 「おじゃましますよ」 ドアの隙間から、チラと見えた、部屋の中には・・ パンツ一丁で、廊下の向こうに 「ボーゼン」と立ち尽くす。旦那さんの姿がありました。 「ガチャリ」 とドアは僕を一人残して静かに閉まり。 23時のマンションの通路はまた、とても静かになりました。 続く ------------------------------------------- 次回 「びっくり箱」 あなたの推理をコメントへどうぞ。 ------------------------------------------- いやぁ・・先週から忙しかった。 更新遅れてすみませんでした。 いつも、コメント面白く読ませていただいてます。 なかなか、みなさん着眼点が鋭いです。 あなたの推理を楽しみにお待ちしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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