SPEC最終回
初回に某俳優さんがゲスト出演していたというだけで初回を見たら、そのままドラマ自体に病みつきになってしまったSPEC(スペック)。先週の金曜日、オットと見ていたら、たまたまその場にいたムスコが、取り憑かれたようにたように見始めて・・・。すごくいいところで、次回、最終回に続く!みたいな感じで終了。それ以来、ムスコが「あの、不思議な感じのドラマ、最終回っていつだっけ??」って、気にし続けるようになったくらい、不思議な魅力があるドラマだった、SPECでしたが。この日、最終回を迎えました。盛り上がるだけ盛り上がって、どうすんだ?結末??みたいな、よくある、盛り上がりすぎちゃって、最終回は「あれ~~~???こんなん??」みたいにしぼんで終わってしまうのではないかと恐れていたのですが。いやいや、盛り上がったまま、全然すっきりせずに、謎をたくさん残したまま終わりました。お?映画化??と思ったら、最後に主人公の当麻が一言。「映画化とか、ぜってーしねーから!」うーーーん、視聴者の心を見抜くSPECの持ち主でしたか、当麻主人公役を演じた戸田恵梨香って、LIAR GAME(ライアー・ゲーム)とか世にも不思議な物語のストーカー役とか、普通の役を演じてるのを見たことがないんですが(^^;)いや、このSPECの主人公、当麻沙綾は、彼女しかできなかっただろうというか、当たり役というか・・・普通、女優さんはこういう役を演じるの、避けたいだろうな、と思う役を、思い切りよく演じてくれて、潔さがすがすがしかったです。なんか、見ていてホッとするキャラでした・・・性格異常な役でしたが(^^;;;)演出は、TRIC(トリック)の堤幸彦。何も知らないムスコが最終話とその前の1話しか見なかったにもかかわらず、「これ、TRICつくった人と同じ人の作品?」と気付くほどで。ここかしこに、TRICの残像を見ることができて、それもまた楽しかったし、救いのないストーリーで暴力シーンやら流血シーンやら、これでもかっっていうくらい出てくる割にはそこに残虐性が感じられず、深刻すぎることにもならず。深刻さが重くなりすぎる前にさらっと笑いに変えてしまう演出が、さすがでした。最初はミステリーかと思って見ていたんですが、実はこれ、SFですね。でも、荒唐無稽な話なのに、描かれ方がすごくリアルで、ひょっとしたら、現実の世界でもこんなことが起きているのかも・・・?と、真剣に考えてしまいました(^^;;;)あんまり視聴率は良くなかったようなのですが、うちのムスコがドラマにはまる、なんて、ホント、TRIC以来のことで、我が家的にはツボなドラマでした。最終回の最後の最後に一瞬フラッシュしたこの言葉承ノ回へ祈ル捲土重来希望が多かったら、続編、作ってくれるってことかな??!見ていなかった方にはなにやらわからない書き方になっちゃいました・・・すみません~・・・。