青春の一区切り
ムスコが一年間の反抗期から戻ってきたとき。私にこんな宣言をしました。「文化祭に向けて部活が忙しくなるから、勉強の時間は十分に取れないから・・・」進学校のムスコの学校にあって、勉強の時間を取れないなんて、本当はありえな~~~~~い!ことなんですが。私は、二つ返事で承諾しました。「やるだけやってみたら」と。それから5ヶ月ちょっと。ムスコは、本当に、勉強をする間を惜しんで部活に集中してきました(爆)実動部隊がほとんど自分一人(部員はほかにもいるんだけど・・・)という状況にあって、巨大な展示物のプランを立て、材料を買い集め、夏休みはお盆休み1週間以外、ほとんど登校して展示物の制作にあたり(前半はほとんど一人でやってたらしい・・・)夏休みが終わってからは、展示物の仕上げとともに部誌の編集も。どうも、部活のために「パソコンもプリンターも自由に使っていいよ~~~」なんて協力したのは、うちだけだったみたいで(^^;;;)よく体力が持つな・・・と思うような睡眠時間、生活サイクル。何キロも離れたお店に連日通って展示物の製作の相談をしたり材料を買い集めたり。お店の方や常連客の皆さんとのおしゃべりも楽しかったようですが。最後の数日、真夜中に、「お母さん!寝ないでっっ!僕の書いた文章の校正して!!」ってぇ・・・なんで夜中に言い出すかなぁ・・・?みたいなことも続いたりしたのですが(^^;;;)そんな部活で大忙しの日々の合間に学校の宿題をこなし、試験勉強をし。ま、当然、成績は急降下しましたが、それにも目をつぶり。この学校に入って5年目。初めて、毎日毎日、目を輝かせて登校するムスコの姿を見ることができました。本当に楽しそうに。本当はこんなことをしたかったから、この学校に入るために勉強がんばったんだったな、と思い出しました。そして。今日、そのがんばりの集大成が展示されました。よくここまで頑張ったな、と、感慨深いものがありました。ムスコが編集していた部誌も完成していたので、一部手にとってパラパラと眺めてみたら、数名の部員が執筆した記事の中に、ムスコのがんばりをたたえてくれる言葉がつづられていました。ムスコをこの学校に導いてくれた某先輩も、進学先の遠方からかけつけてくれていました。ムスコが頑張ったのはもちろんですが、それにちゃんと報いて、一緒に頑張ってくれた友達がいたというのは、親として本当にうれしかったです。いい友達に出会えて、本当によかった、と思います。ムスコの”青春”は、この展示をもって一区切り。次は、大学受験に向けて再出発しなければなりません。でも・・・しばらくは切り替えがきかないだろうな~~~・・・ちょっと怖いなぁ~~~(ー"ー)とりあえず、おつかれ、ムスコ。