京の台所 錦市場
錦市場京都市中央区錦小路(寺町通入口)京阪本線・祇園四条駅より西へ徒歩7分阪急京都線・河原町駅より北西へ徒歩2分「京の台所」と呼ばれる錦市場は、年の瀬を迎え、今ごろは狭い通路に大勢の買い物客で身動きもできないくらいに賑わっているものと思います。最近は外国人の姿も目立つようになりました。錦市場は、四条通の一つ北側、錦小路にあります。東は寺町通から西は高倉通までの約400mで、道幅は3.3~5m、商店街振興組合に所属する店は126店舗だそうです。上の写真に写っているアーケードは平成5年(1993年)に完成したもので、色は錦市場のシンボルカラーなんだそうです。一般には「赤・黄・青」と紹介されていることも多く、見た目には水色にも見えますが、錦市場商店街振興組合の公式ページに載っている色は「赤・黄・緑」でした。市場がこの地にできたのは1300年ほど前のことで、なにしろ冷蔵庫など無い時代のこと、冷やすといえば地下水でした。ここには豊富な地下水があり、魚などを保存するのに最適だということで、店が集まってきたということです。高倉通側の入口高倉通に面した入口の上には、伊藤若冲(1716年~1800年、江戸中期の絵師)にちなんだバナーが掲げられています。「錦若冲」の銘が入っています。入口横には「伊藤若冲 生家跡」と書かれたモニュメントも置かれています。入口に向かって右角に若冲の生家・青物問屋「枡屋」(通称「枡源」)があり、若冲は4代目当主だったということです。