東本願寺の別邸 渉成園
渉成園(しょうせいえん)京都市下京区下珠数屋町通間之町東入JR京都駅より北東へ徒歩10分(東本願寺 御影堂門より東へ徒歩2分)渉成園は、真宗本廟(東本願寺)の飛地境内地です。寛永18年(1641年)、将軍徳川家光が土地を寄進し、そこに庭園が造られました。当初、外回りにカラタチ(枳殻)を植えていたため、「枳殻邸(きこくてい)」ともいわれます。東本願寺の阿弥陀堂や御影堂と同じく、渉成園も元治元年(1864年)の禁門の変で焼失し、明治時代に再建されたものです。11月の1~3日、秋の特別公開が開かれ、3日間で6,200人が訪れたそうです。園内の園林堂(おんりんどう)が初めて公開され、棟方志功氏が描いた襖絵や、漫画家の井上雄彦氏が描いた屏風『親鸞』が展示されました。門を入った正面の高石垣門を入ってすぐ正面に、石垣が見えます。よーく見ると、なんだか不思議な形の石がモザイクのように並んでいます。上の写真の真ん中あたりに丸い石があります。大小の穴が1つずつ開いていますね。これ、石臼なんだそうです。園内の池「印月池(いんげっち)」回棹廊(かいとうろう)「縮遠亭(しゅくえんてい)」の茶室「侵雪橋(しんせつきょう)」「傍花閣(ぼうかかく)」「回遊式庭園」なんですけど、池の周りを一周できるわけではありませんでした。それでも、都会の真ん中とは思えない広い敷地で、静かなたたずまいでした。