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カテゴリ:本のひととき
『つよい涙』
泣くことなんてなかった。 どんなことがあっても 涙なんか流さなかった。 あのときだって しずかに話を聞いていた。 それは、泣いてしまうと 自分のなかで なにかが壊れるのがわかっていたから。 泣いてしまうほうが 簡単だって知っていたから。 だけど、どうしてだろう。 あなたといると 涙がすぐにあふれだす。 こころがすぐにゆれてしまう。 自分がこんなに 泣き虫だって知らなかった。 でも、その涙は、 かなしい涙じゃない。 キズついた涙じゃない。 だから、もう、 泣くことはこわくない。 だって、涙を流しても わたしも、世界も、 壊れないってわかっているから。 【あなたがくれるたくさんのしあわせ】by 廣瀬 裕子 僕には人にたくさんのしあわせをあげることはできないだろうけど、 僕には人のたくさんのしあわせをねがうことはできるのかも・・・・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月19日 23時45分45秒
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