テーマ:犬・ネコの健康(633)
カテゴリ:★猫に優しい化学の勉強
以前の記事 でも書いたけど、一時期「草木染め」にハマってました。 でも動物愛護&石けん・セスキ洗濯とは非常に相性が悪いことがわかり、すぐやめちゃったんです。 あとに残ったのが、大量の「焼ミョウバン」 がまだ我が家にいなかった頃だから、4年前かな~ 綿のタオルとかTシャツとかね、染まりにくい植物性繊維を染めるんだから、ちゃんと色止めしないとね!ってことで、媒染剤としては一番お手軽なミョウバンを買いに行ったわけです。 店頭には 100g のと 500g のがあって、値段を比べたら 100g に比べて 500g のほうがあまりにもお買い得!!だったので、500g を購入。 さて材料は揃ったし、これでいつでも草木染めができるぞ♪ってわけでいざ染めようとしたら、ミョウバンの使用量って小さじ1でよかったんです~~~ しまった・・・・・・100g で充分だった・・・・・・ しかも、さらに、キョーガクの事実が判明! そもそも草木染めをやろうと思ったのは、当時ベランダで大量に咲いていたアサガオのため。 咲き終わった花が階下に落ちないように摘みながら、「これって何かに使えないかな~」と考えたのがキッカケなんですが。 いざ染めてみようとよく読んだら、花の場合は「草木染め」じゃなくて「花びら染め」なんですって!! 草木染めは色を煮出すんだけど、花びらの色素は熱に弱いから、別の染め方になるって・・・・・・ 「花びら染めは媒染の必要がなく・・・・・・」と本に書いてあるのを見て、泣きましたっ。 焼ミョウバン 500g、買うんじゃなかった・・・・・・ せっかく買ったミョウバンがもったいないので、タマネギの皮や消費期限の切れたお茶で「草木染め」もやってみましたが・・・・・・ なにしろ「1回につき小さじ1」という、スズメの涙のような使用量だし、植物性繊維は染まりにくいし、煮出すのに光熱費はかかるし、アルカリに弱いから洗うと退色しちゃうし・・・・・・ いつしか草木染めの本を開くこともなくなり、焼きミョウバンの大袋は吊り戸棚のコヤシと化しました。 (ミョウバン使うような本格的な料理はしない私です) でも、「みょうばん エコ」でググってみると、草木染め以外にもいろんな使い道があるんですね。 水に溶かすと、化粧水にも制汗剤にも消臭剤にもなるとか。 酸性だから、お酢やクエン酸と同じように、掃除やリン酢や酢シャンにも使えるとか。 溶かすのにひと手間必要だから、お酢や重曹のほうが気軽に使えるけど、でもそんな便利なモノならいつか使ってみよう・・・・・・と思っていたわけです。 それでこの夏、制汗・消臭・酢シャンの季節ってこともあって、戸棚のコヤシのミョウバンを 4年ぶりに使ってみようと思ったんですけど、一応 がいますからね。 アロマみたいに「実はネコには危険!」なんてことはないだろな~~とググってみたんです。 そしたら、いきなりこんな語句が 「猫で強い急性毒性」 急性毒性ってきくと、なんかコワイじゃないですかっ! 信頼できそうなソースを探してみたら製薬会社等の公開データがありました。 高杉製薬 製品安全データシート ミョウバン ( と では経口毒性データの値に 5~6倍の差が!) 具体的な症状とかの詳しいことは、全然わからないんですけど。 でも「猫に毒」って情報があるんじゃ、怖くて使えませんっ!! 掃除、消臭スプレー、肌、髪。どこに使っても、間接的に の口に入る可能性があります。 だけどバイトで肉体労働するから、どうしても汗かくんですよ。 そうか。自宅じゃなくて、バイト先で使えばいいんだ ネットで調べたレシピで「みょうばん水」なるものを作って、スプレーボトルに入れて出勤。 自分の襟もとからモワッとしてきたときに、シュシュッとやったら、一瞬でスッキリ! さっきのニオイはどこに行ったの気のせいだったの?って感じです。 ここで突然思い出すのが、 の膀胱炎&ストルバイト騒動! あのときいろいろ調べたおかげで、酸性とかアルカリ性とかいうのも実感としてわかるようになったんですが、ミョウバン水って酸性なわけです。 それから、オ○ッコのインターバルが長いと尿素がアンモニアに分解されてアルカリ化したり、採尿したらすぐ検査しないとアルカリ化しちゃうってことがありますが、汗も、放置するとアンモニアが発生するんですね。 (そういえば昔、小学校の先生が「汗はオ○ッコと同じなんだゾ」って言ってた~~~) アンモニアはアルカリ性だから、酸性のミョウバン水が即効で効くんですね! こうしてアンモニアへの効果を確認したミョウバン水。 アンモニア臭つながりで、自宅でも 1ヶ所だけ使えるところがありました。 の使用後の新聞紙やペットシーツを捨てるゴミ袋! 汚れた新聞紙などを入れたあと、ミョウバン水をたっぷりスプレーしてから袋の口を閉めると、次に袋を開けたときのニオイが少ないようです。 袋の中でスプレーするから、飛び散る心配もなくて、安全!! それに、ミョウバンってアルミニウムの化合物だから、身体に使うのはちょっとコワくて、バイト先でのシュシュッも、なるべく肌じゃなくて衣類にかけるようにしてるんですけど。 ターゲットがゴミ袋の中の新聞紙なら、遠慮なく思いっきりスプレーできます!! こうして、4年間戸棚のコヤシだったミョウバンにも、やっと活躍の場ができてめでたしめでたしなんですが・・・・・・ なかなか、減らないんですよぉぉぉぉ。 「焼ミョウバン 10g +水 300cc」ってのが「みょうばん水原液」、コレを10倍に薄めたのが「みょうばん水」・・・・・・ 焼ミョウバン 500g を使い切るには、ミョウバン水を 150リットル使わなきゃならないんです!! 焼ミョウバン消費プロジェクト。一生の課題になりそうです(泣) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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