たくＨＡＵＳＥＳ

ヴァイオリン独奏のチャールズ・ウェザビーは、今まで接したヴァイオリニストの中ではあまり感じない、とても清涼感のある音色。
情熱を押しつけることなく、秘めた思いというのでもなく、しかしだからといって淡々と奏でるのでもありません。
癒しややさしさとは違う、心を乱されることなく、平静で落ち着いた気分にしてくれます

森林浴をしている、イオンシャワーを浴びてる、精悍に心身の落ち着きを感じる音色でした。

もう何度も聞いている名曲なのにとても新鮮さを感じます。

派手ではないけどとても落ち着く奏でです。彼は協奏曲の中でもソロ部分で持味発揮してました。

アンコールの「As Time Goes By(カサブランカより)」もさわやかな中にテクニック光りよかった！

私、メンデルスゾーンの結婚行進曲って、はじめてきちんと全部聞きました。
そういえば来年の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」はショパンがテーマで、同時代のメンデルスゾーンはじめ、リスト、ドニゼッティ、ロッシーニも取り上げられるとでていましたね。
こうして久々のメンデルスゾーンを聞いただけで、なんか楽しみになってきます。

指揮  広上淳一
ヴァイオリン  チャールズ・ウェザビー

メンデルスゾーン  <ルイ・ブラス>序曲

メンデルスゾーン  ヴァイオリン協奏曲ホ短調

ウェザビー　アンコール
映画カサブランカより「As Time Goes By」

メンデルスゾーン  劇音楽<真夏の夜の夢>より
序曲・スケルツォ・間奏曲・夜想曲・結婚行進曲

アンコール
リャードフ「８つのロシア民謡」より第３曲

平成21年7月3日 大宮ソニックシティ大ホールにて