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Sheva-@ リゴレット 楽日だったんですね。いや~すごかったん…
taqk@ Re:イギリスっぽく(09/08) Shevaさん 無粋な拍手と通路挟んだ夫婦の…
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2009年08月19日
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カテゴリ:ライブ 全般

デヴィーアがあんなに役に入り込んで感情表現するなんて!新鮮かつうれしい驚きです。どれもテクニックに加えて訴える力がすばらしく、大変聞きごたえありました、満足です。

 

前半いきなりベルカント3連続。アンナ・ボレーナの「Al dolce guidami・・・」と始まった瞬間、今まで彼女にいだいていた、無機質なイメージと違い、あれ?と思いました。

ノルマでは、グルベローヴァの「Casta diva」では味わえない、包み込むような包容力ある温かみ・やさしさを感じました。高音から低音へ最後アジリタで下がってくるところなど、もう背筋がぞくぞくするインパクトです。

そしてルクレチア・ボルジアのフィナーレ・カヴァレッタ。助けようとした息子に誤って毒を飲ませてしまった、悲痛な慟哭が上り下りするアジリタとともに表現され、見事としか言えない。ラスト三点Esが、これほど的確に悲壮感を表現するのだと感じました。

後半はベルカントの緊張感がない分とてもリラックスして楽しんで歌っているようでした。でもやはりそれぞれ役に入りきる。

アンコールのパリを離れて、彼女の歌い出しはまさに死の直前のヴィオレッタでした。
そして日本語で歌った「初恋」の、歌唱の教則本のような丁寧で的確な歌い方は、みごととしか言いようありません。

 

フィリアノーティは、デヴィーアが(アンコール除いて)イタリア語ばかり歌っているのに、ドイツ語・イタリア語・ロシア語・フランス語で歌っていたんですね!よく切り替えできます。

甘さより真摯でまじめな印象を受ける歌声は、ルチア・フィナーレの「祖先の墓に」やチレア作曲アルルの女の「ありふれた話」のように、叙情的で悲痛感ある役柄や歌に大変合っているように感じました。

でも私が一番よかったのは、やはりアンコールの椿姫・アルフレートでした。

 


デヴィーアは黒と紫、緑などで彩られたフィットドレス、フィリアノーティはホワイトタイのタキシードです。

フィリアノーティが歌うときは主に赤やオレンジで背景やそでがライティングされ、デヴィーアの時は緑や青と、本人のイメージや歌に合うように効果的に照明がなされ、とてもいい雰囲気を醸し出していました。


また「オペラ」に心が向かっていきます。


ラ ヴォーチェ公演
指揮  ステファノ・ランザーニ
管弦楽  東京フィルハーモニー交響楽団

第一部
何と美しい絵姿~モーツァルト「魔笛」  ジュゼッペ・フィリアノーティ
泣いているの? 私のおうちに~ドニゼッテイ「アンナ・ボレーナ」  マリエッラ・デヴィーア
人知れぬ涙~ドニゼッテイ「愛の妙薬」  ジュゼッペ・フィリアノーティ
ベッリーニ「ノルマ」前奏曲
清らかな女神~ベッリーニ「ノルマ」  マリエッラ・デヴィーア
祖先の墓に別れを告げよう~ドニゼッテイ「ランメルモールのルチア」  ジュゼッペ・フィリアノーティ
この若者は私の息子でした~ドニゼッテイ「ルクレチア・ボルジア」  マリエッラ・デヴィーア

休憩

第二部
春風よ、なぜ目覚めさせるのか~マスネ「ウェルテル」  ジュゼッペ・フィリアノーティ
身を委ねたその日から~シャルパンティエ「ルイーズ」  マリエッラ・デヴィーア
青春は遠く過ぎ去り~チャイコフスキー「エウゲニ・オネーギン」  ジュゼッペ・フィリアノーティ
プッチーニ「マノン・レスコー」間奏曲
ドレッタの美しい夢~プッチーニ「つばめ」  マリエッラ・デヴィーア
ありふれた話~チレア「アルルの女」  ジュゼッペ・フィリアノーティ
氷のような姫君の心も~プッチーニ「トゥーランドット」
ああ、うるわしい乙女よ~プッチーニ「ラ・ボエーム」  二重唱

アンコール

パリを離れて~ヴェルディ「椿姫」第3幕より 二重唱
ナポリ民謡「オー・ソレ・ミオ」 ジュゼッペ・フィリアノーティ
越谷達之助 日本の歌曲より「初恋」  マリエッラ・デヴィーア


平成21年8月19日 サントリーホールにて






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Last updated  2009年08月19日 22時53分34秒
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