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カテゴリ:ライブ 全般
透明で空気に溶け込むと言えばいいのでしょうか。存在してるのに質量を全く感じないアニエス・ルテステュのジゼルに観客全員が息を呑んで見入りました、10回以上のカーテンコールは当然です。 1幕のキャピキャピした娘が、恋人アルプレヒトの嘘を知って錯乱状態になってしまった変容にまずびっくり、そして2幕ではアルプレヒトへの思慕を表現しながら1幕とは全く違う虚無な存在を演じているのですから、たった2時間あまりの間の移ろいに、ただただ圧倒です。
ジョゼ・マルティネスもジャンプといい回転といい、おだやかな曲想で物語が進行していくのに、迫力感じさせるのはすばらしい! ジゼルをあれだけフワッとリフトしなきゃならないんだから、こっちも忍耐ですね。
音楽:アドルフ・アダン
◆主な配役◆ ジゼル:アニエス・ルテステュ ウィルフリード:ジャン=クリストフ・ゲリ ペザント・パ・ド・ドゥ:メラニー・ユレル、エマニュエル・ティボー ミルタ:マリ=アニエス・ジロー
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
◆上演時間◆ 【第1幕】 13:30 - 14:25
平成22年3月20日 matinee 東京文化会館大ホールにて お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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