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カテゴリ:ライブ 全般
今日は私の好きなバラードやスケルツォ、それに前奏曲もあって、ますます心弾みます!
マリア・ケオハネ(ソプラノ) ヘンデル オペラ「フェラモンド」HWV39より ふたつの風に翻弄され
古楽アンサンブルでのヘンデルオペラアリアづくしなんて、なんて贅沢!おまけに超がつく、すばらしい歌声と演奏でした!
1階6列目という、ふだんのコンサートでは字幕が見にくい場所でも、声も楽器も波長がそのまま伝わってくる、非常にラッキーな場所で、なかなか聞けないバロックオペラものを堪能しました。言うことなしです。
ケオハネは明るくいかにもバロック向きのソプラノで、超難度コロラトゥーラからしっとり聞かせるところまで、存分に聞かせてくれます。
とくに最後、メサイアでこれでもかのテクニックきかせたあと、至上の天国のようなリナルドに、わたしは酔いしれました。
またぜひ聞きたい歌手です。
昨日もそうでしたが、なかなか聞けない実力派アンサンブルを惜し気もなく聞けて、こちらの面も大満足です。
ショパン バラード第4番ヘ短調 op.52
こういうバラードやスケルツォが聞きたかったんだよぉ~という演奏。わたしがショパンの、とくにバラードやスケルツォに求める、慟哭、自己陶酔、放心、そしてそれを包む甘さすべてが満たされていました、大満足です。
バラードもそうですが、スケルツォは第1主題の激しさ、第2主題の甘美さ、中間部の押さえた中のむなしさやるせなさ、そしてそれを包む優美と言うことなしです。
私はショパンのスローな部分は、単にフォルテで思い切って発散させるというより、自己制御で抑圧して思いをこめていくという、知的な律し方にけっこう惹かれてしまうのですが、でも激しさを感じないのも困るというわがままもので、そんな欲求に見事に答えてくれる感じです。
2008年にルービンシュタイン・コンクールで3位になったまだ23歳!今はあふれだす感情をそのまま表現していますが、だんだん律し方を得て、それでますます複雑な感情を表していくような気がします。
メフィスト・ワルツも起伏がとても心地よかった。 ブラヴァと声を出してしまい、帰りぎわにサインまでいただいてしまいました。
ショパン ピアノ・ソロ作品全曲演奏 第9部 ショパン ワルツ へ短調op.34-2「華麗なる円舞曲」 ショパン バラード第2番 へ長調 op.38
前奏曲を順番にすべて聞いたのは初めてです。調が半音ずつあがっていくわけですが、一つ調が違うだけで、本当にイメージが変わります。
感情の起伏を律することでかえって思いが伝わる。相反するようですが、これが心地よく訴えかけるのですね~。
ということで、今日はショパンのメインどころを堪能できました! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年05月04日 01時01分47秒
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