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カテゴリ:ライブ 全般
今日はピアノコンサート2件。
やっとブリジット・エンゲラーのピアノソロチケットが取れたぁ~と楽しみにしていたら、直前に病気降板! まっ、しかたないですね。 でも急遽交替のチェチュエフは、かなりロマンティックでイイ心地にさせてくれました。 公演No.154 イーゴリー・チェチュエフ(ピアノ) チャイコフスキー ドゥムカ op.59 チャイコフスキー 四季 op.37bisより 3月「ひばりの歌」、4月「松雪草」、5月「白夜」、10月「秋の歌」、11月「トロイカで」 アンコール スクリャービン エチュードop.2-1 ラドフ ミュージックボックス プロコフィエフ つかの間の幻影op.22から第2番 チャイコフスキーを、ベートーベンかと思うような端正かつ詩情豊かに弾きこなしてくれました。個人的にはたいへん満足しています! アンコール3曲、急遽の代役でサービスしてくれたのですね!どれも初めて聞く曲、個性的でよかったです。 スクリャービンは豊かに思いあふれ、ラドフはあくまでもかわいらしく、プロコフィエフは技巧をこれでもかと見せつけてくれました、代役とはいえ満足です。 地下のショップに行ったら、チェチュエフのコーナーはベートーベンソナタとショパンソナタのCDが並んでいて、ああやっぱりと納得してしまいました。 公演No.155 ルイス・フェルナンド・ペレス(ピアノ) ラフマニノフ 前奏曲 二長調 op.23-4 ラフマニノフ 前奏曲 ト短調 op.23-5 ラフマニノフ 前奏曲 変ロ長調 op.23-2 ラフマニノフ 楽興の時 op.16 とにかく「パッション=情熱」です。熱いです。彼の出身のスペインの太陽を彷彿とさせます。そしてラフマニノフの広大なロシアの広野のイメージにそれがなんとマッチすることか! 去年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンで、唯一聞いた演者。そのときはブラームスとワーグナーでしたが、今日のラフマニノフのほうか断然合ってます。 こんな激しいラフマニノフは聞いたことない。当然受け入れられない人いるかもしれませんが、ロシアの冬の大地は、情熱を秘めているんだということを、訴え掛けられて、私は目から鱗でした。 それよりも、ほんの一時間前に聞いた端正で詩的なチェチュエフのチャイコフスキーと、同じホール同じピアノで聞 いたもののあまりの違いに、改めて、弾き手の個性によってかわるピアノの魔力に引き込まれてしまってます。 満足の時間を過ごせました! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年05月06日 18時37分54秒
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