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カテゴリ:ライブ 全般
ヘンデルのパッサカリアが始まったときから、海岸の砂浜で、遠く水平線のかなたに太陽が反射してきらめくのを、静かにおだやかに見ている自分をイメージしました。
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンには毎年来ているのに、実際に聞いたのは初めてのケフェレック。わたしを、こんなにやさしく、穏やかな気持ちにさせてくれた、ある意味衝撃の音色でした。
やっぱ前半最後の、ベートーヴェンの月光ソナタが秀逸。 ベートーヴェンって感情的というより理屈っぽくなりがちなイメージですが、そういった面は残しつつやさしく、上品で穏やかなオブラートでつつまれてます。大感動です。
後半のフランスものも、ちょっと羽目外しがちな展開を、品の良さで抑えている感じ。
そしてアンコールは、あくまでやさしく上品な、でも気取ってないという、わたしが今まで接したことのないショパンでした。
休憩 ラヴェル 古風なメヌエット
2012(平成24)年12月8日 東京文化会館大ホール お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年12月08日 22時53分50秒
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